[ONE PIECE] 彼らを魅了し続けるあの子はメイド長 (ページ7)

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給仕日記６ページ7

『彼らは絵本のモデルにもなった』

｢私らは過去だけでなく現在も王族だ｣

『ジェルマは治める土地はないけれど世界会議への参加も認められている』

ﾌﾞﾙｯｸ｢そうでしたか…ではパンツ見せて頂いてもよろしいでしょうか?｣

ﾅﾐ｢やめんかｯ!｣

ヨンジ様は船に戻り手すりに腰掛けこちらを見ている。私はジェルマの歴史を少し話したあと船長麦わらのルフィのところへ足を向ける。

『さて、解毒剤打ち込むか』

私は自分の制服についているたくさんのポケットの中から解毒剤を取り出しそれを麦わらの首元に打ち込む。

それと同時に失神は消えていく。

『もう大丈夫だ』

ﾙﾌｨ｢あれ!?俺、寝ちまってたのか!…ん?誰だお前!｣

ﾌﾞﾙｯｸ｢ルフィさんの命の恩人です!｣

ﾙﾌｨ｢え!ありがとう…なにが?｣

『……ふふっ』

彼は起き上がると仲間たちに抱きつかれ愛されてることがヒシヒシと伝わってくる。
私を見るとよく分かっていないようだったがちゃんと礼を言うあたり躾はちゃんとされている。

『今までサンジ様がお世話になった』

ﾙﾌｨ｢サンジ様?お前なんなんだ?｣

『これは失礼、ヴィンスモーク家に仕えるメイドの長 Aだ』

ﾅﾐ｢メイド長ってこと!?｣

『そういう事だ』

麦わら達に挨拶をしたあと私はヨンジ様の隣へ飛び立つ。私には空飛ぶ靴も何も無い。
ただ跳躍力が人並外れてるだけだ。

ﾙﾌｨ｢サンジは返せよ!?あいつは俺の仲間だ!｣

『……あら』

｢ほらみろ、敵を助けちまった｣