[ONE PIECE] 彼らを魅了し続けるあの子はメイド長 (ページ23)

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給仕日記２２ページ23

｢でもいいのか?俺達が言うことでもないが全員女見ると目がハートになるぜ｣

『その度にぶん殴るから大丈夫ですよ』

｢相変わらずだな…私ならAしか見な…お前可愛いな｣

『ほかの女も見てるだろうが』

｢俺はそんなことない｣

『そう言いつつ、目がハートなんですけどイチジ』

酒場の女は私がイチジの隣から離れないことが嫌らしくあからさまに酒を勧めてくる。

普通の女なら倒れているかもしれないくらい飲んでいるが、生憎私は酒豪で…ジャッジ様の相手してたら酒豪になったんだけど。

酒場の女｢彼女様もお呑みになって♡｣

『私、潰れたことないですから…あと、イチジは渡さねぇからなこの野郎』

酒場の女｢ひｯ…!｣

｢なんだ俺にべた惚れだな｣

『イチジこそ』

私に執拗にお酒を勧めてくる酒場の女に半ギレで返せば情けない悲鳴をあげながら私から離れていく。

イチジはそれを見て鼻で笑ってくるがさっきから私と飲もうとするボーイを睨んで怯ませてるのに私が気づかないわけがない。

『ん…?』

｢どうした｣

『リンリンのビブルカードが焼けてきてる…!』

胸元にしまってあったビブルカードがチリチリ言い出し何事かと思えば息子たちがママが急に倒れた!明日の式は延期にしてくれ! と忙しそうに頼んできた。

特にこちらも困りはしなかったので了承し各自、自由に過ごすことになった。

｢なら、イチジとAの祝福をしよう!｣

｢いいんですか｣

｢めでたいことだ!｣

『結婚でもしたかのような…』