奮闘日記47 ページ3
『私一応ドンキホーテドフラミンゴの妻よ』
「そんなの関係ないさ!出会いの記念に何か奢らせてはくれないだろうか」
『…麦わら海賊団の話を聞かせてくれるなら』
「お安い御用さ、お手をどうぞレディ」
私が若の妻だと言えば声をかけてきた男は情けない悲鳴をあげながら去るのが普通なんだが、黒足は気にせずグイグイ来るので押し負けてしまった。
それにエスコートの仕方を慣れたものでとても紳士で、整った顔で微笑まれると不覚にもドキドキしてしまった。
「どこのお店がオススメ?」
『そうね、あのレストランなんかは新しいわよ』
「それじゃそこへ行こうか」
2人でつい最近出来たばかりのレストランへ入る。
中は新しいだけあり綺麗で雰囲気も良かった。
「どうぞ」
『ありがとう』
またも椅子をひいてくれ私を座らせてくれる。
若も紳士だが少し強引。
だけど黒足はそんなことも無く全てを私に合わせてくれている。
「オススメを頼む」
『…黒足は結婚するの?』
「俺はする気なんてねぇ」
『少しの間ならかくまってあげられるわ、その間に仲間と合流できるよう力を尽くしなさい』
「本当か!?」
何を思ったか私の口から驚くべき言葉が出た。
自分でも驚き口を抑えるも黒足は嬉しそうに笑っている。
『とりあえず一緒に王宮へ来て』
「レディに助け出されるなんて…」
『お礼は麦わら海賊団の情報とあなたのご飯でいいわ』
「お安い御用さ!」
食事を済ませふたりで王宮へ向かおうとすると同時にレストランのドアが吹き飛ぶ。
何事かと思い身構えれば額に青筋を浮かべた若だった。
「俺のAに手を出してんじゃねェよ黒足」
「素敵なレディに手を出さない方が無理だろ?」
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亜藍(アラン)(プロフ) - 香さん» コメントありがとうございます!頑張って更新させて頂きます! (2017年11月18日 22時) (レス) id: 8e40931d42 (このIDを非表示/違反報告)
香 - 凄く面白いので更新応援しています。 (2017年11月18日 18時) (レス) id: 458361e9e1 (このIDを非表示/違反報告)
亜藍(アラン)(プロフ) - クレアさん» コメントありがとうございます!大好きと言ってもらえて感無量です…!喜んで書かせていただきます! (2017年11月17日 23時) (レス) id: 8e40931d42 (このIDを非表示/違反報告)
クレア - こんばんは〜〜!この作品めちゃくちゃ大好きです!お願いですから続編を書いてください!よろしくお願いします♪ (2017年11月17日 21時) (レス) id: 5029201a39 (このIDを非表示/違反報告)
亜藍(アラン)(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!大好き…なんて勿体ないお言葉を…!ありがとうございます!!! (2017年11月17日 18時) (レス) id: 8e40931d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜藍 | 作成日時:2017年10月25日 20時