[ONE PIECE] 若様は無関心なあの子を振り向かせたい

奮闘日記１３ ページ14

「おい、コラソンそれは俺に対しての当てつけか?」

「【ちがう Aからきた】」【】紙表記

「A、俺のところに来いよ」

『…』


朝起きてすぐにロシナンテのところに向かい首に抱き着いて離れない。
ロシナンテは驚いていたが何しても離れないので諦めてそのまま姫抱きしてくれており、朝ご飯もずっとその体制のままだ。
ちなみに顔は彼の首元に埋めている。


「A今日は一段と冷めてぇじゃねぇか」

『コラソン次あれ食べたい』

「【わかった】」

『しばらくコラソンといます。ダメと言われても無駄ですから』


ロシナンテから離れないまま声だけで若につたえる。
そのまま朝ご飯を食べ終えロシナンテと一緒に部屋を出る。


＿＿コラソンroom

「何があったんだ、A」

『…若、結婚するのしってた?』

「は?」

『ロシナンテ肩燃えてるよ』


いつもより若に冷たいのは誰が見てもすぐに分かっただろう。
その理由は若が結婚すること、なんて言ったら私は若が好きなのを認めることになる。
それにロシナンテも知らない結婚なんてあり得るのかしら。


どちらにせよ今は若に会いたくないのだ。


「とりあえず気晴らしにどっか行くか?」

『おごり?』

「元気でるならなんでも買ってやる」

『じゃあ行く』


元気付けのためにロシナンテがおごりで連れ出してくれるらしい。
そのまま部屋を出て玄関へ向かう。

しかしその途中で昨日のあの人に出会う。


女「あら、昨日はどうもありがとうございました」

『いえ』

「…A行こう」

『うん、じゃあ失礼します』


ロシナンテはなんかを察したのかすぐに手を引き王宮を後にする。


あぁ、若は今日も会うのか…嫌だなぁ＿＿

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