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A side
福良さんは、驚いて荷物を手放した。
そんなことは、どうだっていい。
「あ、の…Aさん…？ちょ、ちょっと…こんな事…ダメですって」
控えめに私に言う彼に私はもっと強い力で抱き締めた。
「わわっ…ちょ…」
『ふく、福良さんは！…私を娘か妹の様に扱ってきてると…思ってました』
「そんな…事ないよ…」
彼は、耳まで真っ赤にしてそっぽを向いた。
高身長のくせに可愛くて、優しくてけどちょっと腹黒かったり、でも面倒見がよくて…。そんな彼に嫉妬していたんだ。私は
『福良さんに、嫉妬してました。』
「はえ…？僕に？」
『福良さん…完璧な人間じゃないですか…野菜嫌いだけど』
「はは…それは、否定できないwでも、完璧じゃないよ」
彼は、ぎこちない腕を私の背中に回した。
そして、背中を優しくﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯと叩いてくれた。
「どうしたんですか…？疲れちゃった？」
『福良さん、自分の気持ちには早く気付くくせに、人の気持ち気付くの疎いんですね』
私は、精一杯背伸びをして彼の耳元で
『私、福良さんが好きです。』
と囁いた。
彼は、肩をﾋﾞｸｯと揺らし表情が硬直する。
「えっ…！？え、Aさんが…！？」
『はい、福良さん。恋人になるんだったらちゃんと、呼び捨てで呼んでくださいね。』ﾆｺｯ
ちょっとだけ意地悪を彼に仕掛けた今日は、最高の日だった。
_fin_
続く
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洌崎 潮音。(プロフ) - きのこさん» ありがとうございます！fkrさん口調迷子でごめんなさいw頑張って勉強しますw (2019年10月25日 22時) (
レス) id: 012aca890a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 天然記念物 もうfkrさん天然記念物 尊い 応援してます！ (2019年10月25日 22時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉兎。 | 作成日時：2019年10月11日 0時
