【HQ‼︎】コート上の王様は私にとっての王子様【影山飛雄】

｡.✽･2.事実 ページ3

『_______まだ好きなんでしょ、飛雄のこと』


昼間、及川さんに言われたことを思い出す。




……それって悪いこと？




君が振ったのになんでまだ飛雄のこと好きなんだよ、って
さっさと忘れて気楽になればいいのに、って


思います、よね…及川さん。




自覚はしてる。





私が別れようって言ったのは事実なんだし。



好きなのに、言った。

馬鹿だよね、本当に馬鹿だよね。













中学の最後の方だった


飛雄はすっごい自己中で。

みんなに嫌われていたと思う。バレー部内だけじゃない。
すごく愚痴を言われていた。





私は友達みんなに飛雄はやめとけって言われ続けた。




…私は、弱いから、友達を失いたくない。みんなが正しい。
そう思って別れを切り出した。








『飛雄。ごめん、もう、やめよ。別れよう。』







それから私はとりあえず飛雄を避け続けた。








飛雄が受けないと知った、青城に行くことにした＿＿＿













及川さんという、知っている優しい先輩もいたし、
中学生の頃から顔見知りだった国見くんや金田一くんもいる。


だからなかなか良い高校生活を送っている、、、つもりだった。







それでも

会いたいって、声を聞きたいって、あの一生懸命な君を見たいって












どこかで、ずっと思ってて。




自分勝手だよね…ホント。






その気持ちだけで私は男子バレー部のマネージャーを始めたのだから。

｡.✽･3.理解（及川side→←｡.✽･1.告白

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