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episode57 ページ10

ミズキ「まあボク別に隠してるものとかないし何見られてもいーんだけどねぇ」クスクス


ヴーッヴーッ


ユウマ「おっとぉ?お前のスマホ…電話かかってきちゃったよ!?

誰からだ?おやおやァ?なんだこれ?」


スッ


画面には絶望の国と書かれている。


ミズキ「…っ」ビクンッ


ユウマ「出ちゃおーっと♡もしもしィ?」


「もしもし 久しぶりですね…ミズキ元気でしたか?」


あやめ「……!?女の人の…声…?」


ユウマ「いやあそれがボクあんまり元気なくてさァ」


「それはいけませんねミズキ…ちゃんと栄養を取っていますか?心配です あなたは偏食家ですから…」


ミズキ「おかあさんッ

おかあさんちがうよッそいつはボクじゃない

ほんもののミズキはボクだよォォォ!!」


ユウマ「うんうんそうだねミズキ君

久しぶりなんだ…存分に話すといいさ」


『(意地汚い事するなぁ…だってそれ…)』


ミズキ「おかあさん!!ああ…また話ができるなんて…そっちの暮らしはどう!?」


「ええ…快適ですよ」


ユウマ「だってさァよかったねぇミズキ君」


ミズキ「うるさい!!おかあさんの声がきこえないじゃないかァ!!

おかあさん…ボクもすぐそっちに行くからね…」


「ウフフ…それは難しくかもしれませんね」


ミズキ「どうしてさ!?どうしてさァァ!?

心配いらないよ通行料だってもうすぐ貯まるんだ…たくさん絶望を集めたんだよ!!

その為にボク自 殺サイトまで運営して…」


「自 殺サイト…もし自 殺について考えていらっしゃるのなら相談窓口に電話してみませんか?

ウェブでお近くの窓口を検索できますよ位置情報サービスをONにして下さい」


ミズキ「……!?おかあさん……どうしたの…?」


ユウマ「…プッ クク…

プギャーーーッ!!ハイ騙されたぁ〜〜

ざまぁーーーーーッ!!!」


ミズキ「!?」


ざわ…


あやめ「え…何!?どーいう事…!?」


『バーチャルアシスタントアプリを使ったんだと思うよ』


ユウマ「そう…これは最近のスマホにはフツーに入ってる音声認識のバーチャルアシスタントアプリだよ!!

一昔前のいかにもな合成音声とは違って最近のはムチャクチャ流暢に喋るし

しかもスマホの中身を解析して持ち主に合わせた会話までしてくれるス・グ・レ・モ・ノ♡」


チホ「で…でも…電話がかかってきて__…」





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作者名:OGー© | 作成日時:2018年4月22日 19時

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