episode33 ページ35
その後も皆はキリカちゃんをヨイショし続けた
ユウマ「ワロタwwそれクソワロタwwwww」
あやめ、A『「…」』
若干引いていたらあやめちゃんが叩いた
ユウマ「な…何すんだよ!!」
あやめ「いや何かムカついたから…じゃなくて!」
『君達…間違ってるよ』
ユウマ「え…?」
あやめ「かまってちゃん相手にかまってあげても鎮静したりしない…!余計付け上がるだけよ…!」
ユウマ「!は…はあ?何で…んな事わかるんだよ?」
あやめ「そ…それは_
あたし自身が"かまってちゃん"だからよ
誰よりも…ね」
ユウマ「…え_」
あやめ「向井…アナタも……信じて
あたしに考えがある…!!」
その顔は正に…
『希望に…立ち向かう顔…
私なんかがお役に立てるかわからないけど全力で協力するよ!』
ユウマ、あやめ「へ?」
気が可笑しくなったか…?という空気が流れた
すると…
「キリカちゃんかわい〜♡めっちゃかわい〜♡」
キリカ「白々しいのよ!!どーせ本当は自分の方が可愛いって思ってるんでしょ!!!」
「そりゃそっ!!」
グシャ
皆はキリカちゃんの見え見えの嘘にヨイショするのに対してイライラしてるそうだ
残り10分を切った
「き…キリカちゃんっ!!そろそろ出口の場所教えてほしいな〜」
キリカ「はあ?出口?なにそれ?」
キリカちゃんはポエムをつぶやいた
皆はイラッとしたがヨイショし続けた
『(まさかここまで無能なんて…絶望するしかないよ…)』
私が絶望の連鎖を断ち切るなんてそんなのつまらないし何より…
希望あるユウマ君達にどうするのか
試してみたかった
つまりこれは…
『(ユウマ君達は本当に希望ある人なのか…この目で見なきゃね)』
適性テストでもある
ユウマ「ウゼェ!!」
キリカ「……今……何て言った…?」
ユウマ「うぜえって言ったんだよこのかまってちゃんめ!!言っとくけどなァ
オレはお前が太ったとか痩せたとか1ミクロンも興味ねえからなァァ!!」
その姿はこの絶望のスパイラルを断ち切ろうとしてる姿に見えた
『(ユウマ君…やっぱり希望…!)』
あやめ「向井!!…とあなたも危ない!!」
グイッ
ユウマ「おぅわ!?」
『…!』
避けようと思えば避けれたけど…
『あやめちゃん…助けてくれてありがとう』
互いに協力し合う姿は希望の象徴だ
『(運が悪かったけど…こんな素晴らしい希望が見れるなんて…)』
ツイてるなぁ…偶には
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作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時