どうして？【文スト】

雫が二粒 ページ4

「はじめましてぇ。私ぃ、凛っていいまぁーす。宜しくねっ。」



まず一言。


キモい。


ぶりっ子いやぁぁぁぁぁ!!!!


あ、二言だ。


ってそんなことどうでも良いわ!!



「よ、宜しくね、凛ちゃん。」



笑顔だ。


笑顔を保つのだ!!




「うんっ！宜しくねぇ。」



キモいぃぃぃぃぃぃ!!!!


お母さぁぁぁぁぁん!!!!



私の顔、酷いことになってるだろうなぁ(白目)



「歳もAと一緒だ。新人の面倒をお前が見ろ。」



え"?



嘘だろぉぉぉぉ!!!!!



「宜しくお願いしますぅ。A先輩っ。」



、、、私、死亡のお知らせ。←←←






「ねえねえ君。新人くん。」


「はぁーい。」



乱歩さん!!まさか私の代わりになってくれるのですか!?


凛ちゃんが乱歩さんに近付くと、乱歩さんは凛ちゃんの耳元でコソコソと何かを言った。

それを聞いた凛ちゃんは驚き、目を見開いていた。

そして私の方を何故か悲しそうに見つめられた



え、何?


その後直ぐに乱歩さんに向き直り、首を横に振った。


いや、だから何!?



「ふーん。ま、僕はどうでもいいけどね！」



そう言って乱歩さんは凛ちゃんにもう要は無いのかまたお菓子を食べ始めた。



凛ちゃんが此方にトコトコ歩いて来た。



仕草可愛いなコンチクショウ。


「お待たせしましたぁ。」


「ううん。大丈夫。それよりも仕事の説明するね。」


「はぁい。宜しくお願いしまぁす。」



、、、言葉はあれだけど、本当は良い子なのか？









「君も災難だね。」


ボソッと言った乱歩の言葉は、果たして誰に向けた言葉だろうか

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