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side:A
ななもり。「あいつらは君をほおって先に逃げた。…俺が莉犬くんの元を去った本当の目的____君をこの荘園に引き留め、俺だけのモノにすることを知らずにね」
そういうとななもり。さんはふっと笑った。
私の大好きな優しい笑顔ではなく、狂気に満ち溢れた笑顔。
ななもり。「ねぇ、なんでななもり。さんって呼ぶの?”なーくん”って呼んでよ。」
…違う。
私が好きだったのは
いつもメンバーのことを話すときは、優しい笑顔をしていたあなたが。
メンバーのことを第一に考え、自分のことをすべて後回しにしていたあなたが。
私は好きだったのに。
今のあなたはすとぷりを愛すどころか、その存在をなかったことにしようとしている。
その貼り付けたような笑顔で私に接してくる。
”なーくん”ならきっと。
訳があって荘園にいてもきっと。
そういうはずだから。
でも…そんな優しくて頼もしい
まぎれもない。
つまらないこと私事をすとぷりのみんなに相談した、私だ。
『ごめんね、私が好きなのは”なーくん”で、ななもり。さんじゃない!!』
ななもり。「何言ってるの?ななもり。もなーくんも俺だよ?」
淡々とそう言い、近づいてくる
そして少し驚く彼に信号銃を向けた。
椅子を壊しても意味がないと分かった後すぐ箱を開けると、信号銃が出たので護身用に持っていたのだ。
ななもり。さんには悪いけれど。
『すとぷりを壊そうとするなんて”なーくん”じゃない…』
そう呟いて、泣きながらゲートから脱出した。
ーーーーーーーーーーーーー
side:ななもり。
なんで。
俺が今までやってきたことはすべて君の…Aのことを思ってやったことなのに。
なんで君は俺のことを否定するの?
君が言う”なーくん”もななもり。さんも俺のことなのに。
すとぷりを壊そうとする?
俺は君を殺したあいつらに君の代わりに復讐をしていただけ。
…待てよ。
じゃあなぜ、死んだ君がここにいたんだ?
まさか…君は生きていたの!?
ならはいったい何の為に大切な仲間を…すとぷりを…Aを傷つけた?
俺はなんてことを…!
…最悪だ。
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白兎 - グスッ。゚(゚´Д`゚)゚。い、グスッいい話だねグスッ(;ω;) (2020年8月5日 23時) (レス) id: 46d9c3b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 感動したー。゚(゚´Д`゚)゚。ころちゃん、かっこよすぎて惚れそう!((もう、惚れてるけどww (2020年6月6日 17時) (レス) id: e940227cb7 (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - 山崎さん» 莉犬「だってよるぅちゃん」るぅと「作詞作曲に携わったかいありました(*´∀`*)」莉犬「聞きながら読んでくれる人増えたら嬉しいね(*´∀`*)(つられ微笑み)」 (2020年4月26日 18時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - れな./renaさん» さとみ「感動してくれるほど駄作者に語彙力があったら苦労しないんだけどな((」駄作者「ああ"?」ころん「さとみくん!!僕のセリフ神だって!!やっぱねー僕は神だよね!!」さとみ「ああ"?((おっといっけね☆最後まで愛読して頂きありがとうございました!!」 (2020年4月26日 18時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
#marisa - codeってなんか強いメッセージがあるんですよね…ついつい聞き入ってしまうんです…それを小説で表現するなんて!とってもうまくできていますね!途中から涙が…うぅぅーっ (2020年4月4日 5時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SURUMEα | 作成日時:2019年8月5日 14時