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side:ななもり。
あの時のおれだって、嫉妬してなかった訳じゃなかったんだ。
ただ、反応したら負けな気がして。
意地はってたらどうやらドッキリ内容がヒートアップしちゃったみたいで。
おれの中で宝物だった彼女の存在は他のやつのものになるだけでなく…
なくなってしまった。
"ドッキリとわかってたのに止めなかったおれが悪い。"
そんなことをずっと考えてたけど…だんだんおれを支配していってたのは…
"あいつらのせいでAがなくなった。"
"Aは俺のなのに別のやつのものになった"
"全部、あいつらのせいだ"
"だからAのことはアイツらに秘密にしてたのに"
という復讐の感情だった。
絶対に裏切り者を一人も逃さないで狩る、これが俺の今の考えだった。
ーーーーーーー
side:A
私を助けたせいで、空軍の子が捕まってしまった。
だけどこっちは二人負傷状態。
とりあえず私とピンクの髪の子とで冒険家さんを治療する。
あ…れ…だんだん意識が薄れて…
『…っ…』
さとみ「(ガシッ)…大丈夫!?」
倒れそうになった私を、ピンクの髪の子が支えてくれた。
ころん「痛っ!?さとみくん突然治療中断しないでよ!」
あれ…この二人、見覚えがあるな…
『…?さとみと…ころん?』
さとみ/ころん「!?」
『あれ、どうしたの?ここどこだっけ…あぁ、不気味なゲーム中だった…!』
私は目の前の二人がさとみところんだということをやっと思い出した。
さとみ「A…だよね?」
ころん「ぼ、僕のせいで亡くなったんじゃ…」
ころんが涙をボロボロとこぼしながら訴えてくる。
『いや、治療無事おわってなーくん連れてきてもらおうとしたら…』
さとみ「え、莉犬治療完了してたの!?」
『凄いよね莉犬。棺になんか入れられた時はびっくりしたけど。』
ころん「自力ででてきたのか...」
ころんは信じられないという顔だ。
こんなの→( ゚д゚)()
『ぶはwwころん顔www...っん!?』
ぎゅ...
さとみに強く抱き締められる。
なんかこの感覚すごく久しぶりだ。
どうして忘れてしまっていたんだろう。
私の為にドッキリまで仕掛けて尽くしてくれる良き人たちを。
『忘れてて...ごめんね』
頬からポロポロと冷たい水滴が流れる。
私...泣いてるんだ。
さとみ「A...」
ガコンっ
莉犬「っ...!!」
『まずい!!莉犬が!!助けに行かなきゃ...!』
さとみ「待って!!」
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白兎 - グスッ。゚(゚´Д`゚)゚。い、グスッいい話だねグスッ(;ω;) (2020年8月5日 23時) (レス) id: 46d9c3b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 感動したー。゚(゚´Д`゚)゚。ころちゃん、かっこよすぎて惚れそう!((もう、惚れてるけどww (2020年6月6日 17時) (レス) id: e940227cb7 (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - 山崎さん» 莉犬「だってよるぅちゃん」るぅと「作詞作曲に携わったかいありました(*´∀`*)」莉犬「聞きながら読んでくれる人増えたら嬉しいね(*´∀`*)(つられ微笑み)」 (2020年4月26日 18時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - れな./renaさん» さとみ「感動してくれるほど駄作者に語彙力があったら苦労しないんだけどな((」駄作者「ああ"?」ころん「さとみくん!!僕のセリフ神だって!!やっぱねー僕は神だよね!!」さとみ「ああ"?((おっといっけね☆最後まで愛読して頂きありがとうございました!!」 (2020年4月26日 18時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
#marisa - codeってなんか強いメッセージがあるんですよね…ついつい聞き入ってしまうんです…それを小説で表現するなんて!とってもうまくできていますね!途中から涙が…うぅぅーっ (2020年4月4日 5時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SURUMEα | 作成日時:2019年8月5日 14時