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★プラスの感情1 ページ24

「なるほど、マイナスの感情が凝縮された黒いリンゴを食べてしまってあんなことに…」
「そうなんだ。Nightmareは優しいコだから、みんなの為にやっちゃったんだ…」

私とDreamはリンゴの樹にもたれかかりながら昔話をしていた。
「どうしたらそれを取り除けるのかな?」
「うーん…Nightmareを包んでいるマイナスの感情を打ち消すほどのプラスの感情を与えれば可能かもしれないな。」

「!じゃあ、金色のリンゴの実を食べさせれば…!」
「僕もそれを考えたんだけど…外側からプラスの感情を干渉させようとすると、強すぎるマイナスの感情が拒絶反応を起こしてしまうんだ。Nightmareが危うく死んでしまうほど重度の…」
「そんな!」

手は無いの…?そう言いかけようとした時、私の頭をある考えがよぎった。
プラスの感情を、loveでもたらすことはできないか?
要するに、Nightmareと恋すれば解決してしまうのでは!?ということだ。

「私、いいこと思いついたよ!」
「え?」
突然立ち上がった私を、Dreamは不思議そうに見上げた。

「外側から干渉できないなら、Nightmareにプラスの感情を持ってもらうしかないってことだよね!」
「うん、そうだね。でも、君にそれが出来るのかい、A?」

「出来る!Nightmareに、私のことを『好き』って思ってもらえばいいんだ!『好き』って、プラスの感情だよね?」
「もちろん『好き』はプラスの感情だよ!でも、家族や友達に抱く『好き』だとマイナスの感情を相殺するには弱いかもしれない…。」

「ちがう、恋愛の方の『好き』のことだよ!」
「そうか…それなら強いプラスの感情になりうるかもしれない…でも、僕は賛成できないかな。」

「え…どうして?」
私が聴き返し終わるか終わらないかのタイミングで、Dreamは立ち上がり私を抱きしめてきた。

「だって…僕もAのこと好きだもん。Nightmareに、取られたくない…」
切なそうにDreamが耳元でささやくのを聞いて、思わず顔が赤くなる。

私はDreamをぎゅっと抱きしめ返した。
「大丈夫、私もDreamのこと、大好きだから…!」
私がそう言うと、世界が輝き出した。
リンゴの樹も元に戻っていく。

この世界も、救うことが出来た。
あとは、Nightmareだけだ。

「そうか、Aは世界を救うために頑張ってたんだね…!」
Dreamに事情を話した。

「僕もAをNightmareに取られたくないとか駄々こねてる場合じゃないね!他の世界の僕に負けないくらいいい男にならなきゃ!」

★プラスの感情2→←★リンゴ



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syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時

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