★2人 ページ22
「ふぅ…帰ってきた、か。」
「Aちゃんはまだ来てないみたいだね。」
AUの狭間に帰りついたInkとfell。
丁度そこへ…
「ただいま……って!!2人とも!!」
「A!」「Aちゃん!!」
帰ってきた私は、2人の姿を見るなり飛びついた。
「よかった…!無事だったんだね!何かあったらどうしようかと思って…ひっ…ぐす…」
あぁ…涙が止まらないし…
「心配かけて悪かったな。Errorもしばらくはほっといて大丈夫だと思うぞ。」
fellが私の涙を拭う。
「ところで、そのサングラスはどうしたの?Freshから貰ったのかい?」
Inkが私の頭を撫でながら言った。
「うん、そうだよ!とても優しい人だった!」
そこで私は2人にUnderFreshの世界について話した。
「あの世界はカラフルで楽しいよね〜、たまに行くといい刺激になるんだよ!」
「ずいぶんとまた趣味の悪いAUもあるんだな…。」
ニッコリ笑うInkの横でfellはしかめっ面をしている。
「じゃあ、私また別のAUに行ってくるよ!」
「わかった!じゃあ僕はここでfellと一緒にErrorを更に足止めする作戦を考えておくね!」
「Aも頑張れよな。」
「うん、行ってきます!」
笑顔で大きく手を振るInkと、照れくさそうに小さく手を振るfellに見送られ、私はシャボン玉の1つへ飛び込んだ。
***
目が覚めるとそこは草原のような場所だった。
目の前には大きなリンゴの木がそびえ立っていて、金色のものと黒いものがなっている。
サングラスをはずし、木に近づいていくと、不意に後ろから声をかけられた。
「おい、人間。」
振り向くとそこには、黒い影が立っていた。
背中からは触手が生えていて、体中が黒いドロドロしたもので覆われている。
「あまりアレに近づくな。何が起こるか分からない。」
「!!」
その見た目と低く響く声に言いようのない恐怖を感じ身構えてしまう私。
「そんなに怖がる必要はないさ。お前がErrorの野望を食い止めるためにあれこれやってるのは知ってる。俺は味方だぜ。」
「あなたはErrorの支配を受けていないSansなの…?」
「まぁ、そんなとこだ。昔はErrorと一緒にバカやったりもしたが、俺の兄弟に手を出されちゃそういう訳にもいかないんでな。」
「兄弟…?」
「あぁ。この世界のもう1人のSansだ。」
「Sansが2人…?」
「そうだ。あいつはErrorの支配を食らっちまった。だから助けてやってほしいんだ。できるか?」
「うん、頑張る…!」
彼はそれを聞いて微笑むと、消えてしまった。
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syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時