汚される想い ページ37
「そうだ、アイズ！
お前のあの話を
聞かせてやれよ！」
下卑たベートの言葉に
アイズの想いとAの想い出は
汚されることになる……
「あれだって帰る途中で逃がした
ミノタウロス！
最後の一匹お前が５階層で始末しただろ！？
そんでほれ、あん時いたトマト野郎の！」
アイズの脳裏に
血塗れの白髪の少年がよぎる……
「ミノタウロスって１７階層で
返り討ちにしたら逃げたやつ？」
ティオネがベートに確認をしてしまう……
「それそれ！
奇跡みてえにどんどん上層に
上っていきやがってよ。
オレ達が泡食って追いかけていったやつ」
酒に酔ったベートは、饒舌に語りを進めてしまう……
「それでよ、いたんだよ。
いかにも駆け出しっていうような
ひょろくせえ、
ズキッ…
……アイズの胸にキツい痛みが走る。
(あっ……あいつか……ファーストキスを奪われた……)
Aはその冒険者にすぐに思い当たる。
「兎みたいに壁際へ追い込まれちまってよぉ！
可哀想なくらい震え上がっちまってやんの！！」
ベートの舌は止まらない……
「ふむぅ？
それでその冒険者どうしたん？
助かったん？」
ロキまでも、その話を追求してしまう……
「アイズが間一髪でミノを細切れにして
やったんだけどよぉ……
そいつ……あのくっせー牛の血を全身に浴びて……
真っ赤なトマトになっちまったんだよ！！
くくくっ……ひーっ腹痛ぇぇ……！」
テーブルに突っ伏しバンバンと叩くベート……
「アイズあれ狙ったんだよな？
そうだよな？
頼むからそう言ってくれ……」
「……そんなことないです《止めて……》」
《あの小さな冒険者を……
大切な記憶(ゆめ)を見せてくれた少年を……》
汚さないで━━━
アイズの内面が膝に置いた両手を
ぎゅっと握ることにより表面化する……
(……ベート……さん……言い過ぎね……)
チリッ！！
Aの頭髪にわずかに放電が起きる……
「それにだぜ？
そのトマト野郎、叫びながらどっか行っちまってっ……
……ぷくくっ！
うちのお姫様、助けた相手に
逃げられてやんのおっ！！」
「……くっ」
「「「アハハハハッ！！！！！」」」
「そりゃ傑作やぁー！
冒険者怖がらせてまうアイズたんマジ萌えー！！」
「ふっふふ……ご……ごめんなさいアイズっ
流石に我慢できない……！」
[ロキ・ファミリア]の皆が笑う中……
アイズは暗くなり、沈み込み……
Aには仲間に対する怒りが満ちていた……
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ミリア - トランクスと悟天が大人だったり、子供だったりしてもいいよ。楽しみに待っていますね。 (2019年2月24日 15時) (
レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - どれ位で出来るんですか？ (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - そうです！ (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ノートの性格は優しくて真面目で元気いっぱいな性格です。相手のキャラは誰でも良いんです。恋愛短編集ですから。よろしいですか？ (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ドラゴンボールヒーローズってゲームのです。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2019年2月21日 1時
