脱兎のごとく ページ15
「…………」
白髪の少年は
何かに見とれるように
眼を少し見開いて、
口も少し開いて、ボーッとしている。
アイズと、白髪の少年は
わずかな間、見つめあう。
「……あの大丈夫ですか?」
「………………………………………」
白髪の少年は応えなかった。
「立てますか?」
アイズは少し膝を曲げて、屈み……
白髪の少年に訊いてみる。
ビクッ!!
白髪の少年の体は揺れる。
「だっ━━━」
「だ?」
アイズは腰を落とした白髪の少年に
左手を差し伸べるが……
白髪の少年の顔は突然沸騰するように
紅く染まり……
「だあぁあぁあぁあぁあぁ!!!!!!!」
「!?」
……大声で叫びながら
アイズの来た道に向かい走って逃げて行ってしまう……
「…………」
アイズは差し伸べた自身の左手を見ると、
その左手は……
「血まみれ………」
*****
Aは、魔法を解き、5階層を走っていた……
「アイズ……どっちに行ったんだろう?」
息を切らしながら走る。
「だあぁあぁあぁあぁあぁ!!!!!!!」
「!?男の悲鳴!?
あたしら以外の他の冒険者?」
Aは走るのを速めて、
悲鳴が聴こえて来た方へ向かう。
通路の角を曲がると……
!?
真っ赤に染まった白髪の少年が
目の前に駆けて来ていた。
「えっ!?ちょっ……きゃあっ!!」
Aと、白髪の少年は同時に倒れ込んだ。
(なんなのよ……んっ?……これは?まさか!!)
……倒れた二人の唇は触れ合っていた……
そして、チェスト・プレートを装備していない
Aの右胸を、白髪の少年の左手が揉んでいた……
唇を離す二人だが混乱している白髪の少年は
Aの胸を揉み続ける……
「ちょっ……早く……起きなさいよ……!?
んっ……!……あっ……んあっ!!ああぁっ……!!」
白髪の少年はラッキースケベの恩恵を受けていた……
Aが、ぐったりとなってから
白髪の少年は事態を認識して……
「す……すみませんっ!!!!!」
大声で謝罪しながら、Aから遠ざかり逃げて行く……
「はぁ……はぁ……な……なんなの……今の……?」
Aからは、全身の力が抜けていた……
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ミリア - トランクスと悟天が大人だったり、子供だったりしてもいいよ。楽しみに待っていますね。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - どれ位で出来るんですか? (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - そうです! (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ノートの性格は優しくて真面目で元気いっぱいな性格です。相手のキャラは誰でも良いんです。恋愛短編集ですから。よろしいですか? (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ドラゴンボールヒーローズってゲームのです。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすと | 作成日時:2019年2月21日 1時