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白兎 ページ14

「移動速度……上昇……!!」

電撃球を纏ったAは
一気に先頭に到達して
ミノタウロスの大群の
最後尾に追いつく。

「斬撃……加速……!!」

付与魔法(エンチャント)"ケラヴノス"の
効果により剣速を加速して
ミノタウロスに斬りつける……しかし……
十束剣(とつかのつるぎ)がミノタウロスの
肉に食い込むが……切断できない……

「やっぱ、あたしのステイタスじゃ無理か……
それなら……ケラヴノス……電圧上昇!!」

バリバリバリバリ!!!!!!

魔力の出力を上げる。
そして、ケラヴノスの電撃を十束剣に伝わせる。
食い込んだ箇所から
ミノタウロスの内部に更なる電撃を流し込み
黒焦げにする。

「……A、あまり無理はしないで」

先頭にいたAを追い越し、
すれ違いざまに言葉を伝えるアイズ。

*****

アイズは、ミノタウロスを追って先頭を駆ける。

(ダンジョン(ここ)には
他の冒険者もいる……!
暴走したミノタウロスの大群に出会ったら
普通の冒険者じゃひとたまりもない!!)

「ちょっと、あれ……」

アイズの側に駆けていたティオナが気づく。

「上層への階段じゃ!?」

「ウソだろ!?
上は低レベルの冒険者(ザコ)だらけだぞ!!」

「17階層は任せて!!上を追って!!」

ティオネは上層への階段を指さして仲間に託す。

「ミノタウロス止まりません!!
さらに上層に多数!!」

「各階層に一人残れ!」

「一匹たりと取り逃がすな!!
殺し尽くせ!!!」

*****

「どけぇ!!」

ボッ!!

「ひいっ!」

冒険者に襲いかかっていた
ミノタウロスの顔面を、右回し蹴りで
ちぎり飛ばすベート。

ミノタウロスの死骸を踏みつけながらアイズは思う……

(ダンジョン5階層……最後の一匹は…!?)

「臭いだ!来いアイズ!!」

人狼のベートが敏感な鼻を活用して
最後の一匹の場所を把握する。

*****

「ほぁああああ!!」

通路の奥から男性の悲鳴が聴こえて来る。

「ヤベェ!新米(シロウト)かよ!?

!!アイズ!?」

ボキュ!!

瞬時に、アイズはミノタウロスに向けて跳ぶ。

バシュ!!!

一瞬で高速の連続斬りを放ち
ミノタウロスを斬り刻む。

「大丈夫です………か」

(え……)

そこには、幼い自分が座り込んでいる……錯覚を……
覚えたアイズ。

実際は、ミノタウロスの血が全身にまみれた、
白髪と深紅(ルベライト)の瞳をした、
小柄な少年が腰を抜かして、そこにいた……

脱兎のごとく→←ミノタウロス



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設定タグ:フィン・ディムナ , ベル・クラネル , ダンまち   
作品ジャンル:ファンタジー
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ミリア - トランクスと悟天が大人だったり、子供だったりしてもいいよ。楽しみに待っていますね。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - どれ位で出来るんですか? (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - そうです! (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ノートの性格は優しくて真面目で元気いっぱいな性格です。相手のキャラは誰でも良いんです。恋愛短編集ですから。よろしいですか? (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - ドラゴンボールヒーローズってゲームのです。 (2019年2月24日 15時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あすと | 作成日時:2019年2月21日 1時

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