検索窓
今日:4 hit、昨日:8 hit、合計:73,371 hit

ティオナ・ヒリュテ ページ13

ぴょーんと、
アイズの背後に
飛びかかる人物がいた。

「アーイーズっ」

ガバッとアイズの肩に両腕を垂らしたのは

[ロキ・ファミリア]
第一級冒険者
『ティオナ・ヒリュテ』

「何やってるの?」
「ティオナ……」

「ティオナ……さん?」

私はおずおずとティオナに話しかける。

「あっ!!噂の超大物新人!!
名前は……Aだっけ?」

「はい。そうです。
(超大物新人って呼んでるなら
名前くらい覚えて欲しいな、全く……)」

「ところでレフィーヤ。またヘコんで
アイズに慰めてもらってるの?」

「べっ別に私は慰めてほしいわけでは……」

「気にしない方がいいよレフィーヤ
大荒野(モイトラ)で戦る時は
みんなタダでは済まないんだし

……でも始めて例外が出たなぁ。
A。多分、ダンジョン初だよ?
初陣の上、前線で立ち振舞い、無傷の冒険者」

「そ……そうなんですか?ティオナさん」

「ティオナでいいってば♪」

「じゃ……じゃあ……ティ……ティオナ」

「うん。よろしくね!!」

「ところでそれは?」

突っ立っていたレフィーヤに
質問をするティオナ。

「あ……えっと……アイズさんのテント……ですが」

「えーそれ一人用だよ
一緒に寝るには狭いよアイズ!」

「いっ一緒!?ティ……ティオナさん!
いくら女性同士でも限度というものが」

(う〜ん……レフィーヤがそれを言うんだ。
付き合いの短い私にもわかっちゃうのに……)

「いーの、あたしとアイズは親友だもん」

「でっですが……」

「そうだ!レフィーヤも一緒に入る?」

「え?」
レフィーヤの脳内には
アイズとティオナとレフィーヤが
1つのテント内で
ギュウギュウ❤の3人スシづめ状態が
妄想された。

(新人だとこういう時に困るなぁ……
話しに登場してこないし)

「あ……いえ、でもこれに3人はさすがに……」

カアアアアアとテントを抱きしめて
紅潮するレフィーヤ。

「あたしの4人用のテントだよ?」

ジュウウウウと激しく赤面するレフィーヤ。

「何を妄想してたのかな?」

「ああああああああ」

巻いてあるテントに顔をうずめて
赤面を隠すレフィーヤだった。



レフィーヤは弄りがいがあるなぁ……

今度、遊んでみよ(笑)

ティオネ・ヒリュテ→←レフィーヤ・ウィリディス



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あすと(プロフ) - あづきさん» お○ち○り、は、おもちかえり。つ○ぺた、は、つるぺた。エ○は、えろ。寝○み、は、ねこみ。襲○たら、は、おそうたら、です。 (2019年7月4日 1時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - あづきさん» すみません。○の部分を書いたら規制がかかり、書けなかったので、○になりました。○の中身は、ほとんど下世話な言葉です。 (2019年7月4日 1時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
あづき - ○の部分でなにを言っているかわかりません。ですが物語はおもしろかったです。 (2019年7月3日 21時) (レス) id: ad71e4aae4 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます。嬉しいです!! (2019年1月16日 20時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - ストーリーの描写が素敵です!更新楽しみにしています!! (2019年1月16日 20時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あすと | 作成日時:2018年3月20日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。