ティオナ・ヒリュテ ページ13
ぴょーんと、
アイズの背後に
飛びかかる人物がいた。
「アーイーズっ」
ガバッとアイズの肩に両腕を垂らしたのは
[ロキ・ファミリア]
第一級冒険者
『ティオナ・ヒリュテ』
「何やってるの?」
「ティオナ……」
「ティオナ……さん?」
私はおずおずとティオナに話しかける。
「あっ!!噂の超大物新人!!
名前は……Aだっけ?」
「はい。そうです。
(超大物新人って呼んでるなら
名前くらい覚えて欲しいな、全く……)」
「ところでレフィーヤ。またヘコんで
アイズに慰めてもらってるの?」
「べっ別に私は慰めてほしいわけでは……」
「気にしない方がいいよレフィーヤ
大荒野(モイトラ)で戦る時は
みんなタダでは済まないんだし
……でも始めて例外が出たなぁ。
A。多分、ダンジョン初だよ?
初陣の上、前線で立ち振舞い、無傷の冒険者」
「そ……そうなんですか?ティオナさん」
「ティオナでいいってば♪」
「じゃ……じゃあ……ティ……ティオナ」
「うん。よろしくね!!」
「ところでそれは?」
突っ立っていたレフィーヤに
質問をするティオナ。
「あ……えっと……アイズさんのテント……ですが」
「えーそれ一人用だよ
一緒に寝るには狭いよアイズ!」
「いっ一緒!?ティ……ティオナさん!
いくら女性同士でも限度というものが」
(う〜ん……レフィーヤがそれを言うんだ。
付き合いの短い私にもわかっちゃうのに……)
「いーの、あたしとアイズは親友だもん」
「でっですが……」
「そうだ!レフィーヤも一緒に入る?」
「え?」
レフィーヤの脳内には
アイズとティオナとレフィーヤが
1つのテント内で
ギュウギュウ❤の3人スシづめ状態が
妄想された。
(新人だとこういう時に困るなぁ……
話しに登場してこないし)
「あ……いえ、でもこれに3人はさすがに……」
カアアアアアとテントを抱きしめて
紅潮するレフィーヤ。
「あたしの4人用のテントだよ?」
ジュウウウウと激しく赤面するレフィーヤ。
「何を妄想してたのかな?」
「ああああああああ」
巻いてあるテントに顔をうずめて
赤面を隠すレフィーヤだった。
レフィーヤは弄りがいがあるなぁ……
今度、遊んでみよ(笑)
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あすと(プロフ) - あづきさん» お○ち○り、は、おもちかえり。つ○ぺた、は、つるぺた。エ○は、えろ。寝○み、は、ねこみ。襲○たら、は、おそうたら、です。 (2019年7月4日 1時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - あづきさん» すみません。○の部分を書いたら規制がかかり、書けなかったので、○になりました。○の中身は、ほとんど下世話な言葉です。 (2019年7月4日 1時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
あづき - ○の部分でなにを言っているかわかりません。ですが物語はおもしろかったです。 (2019年7月3日 21時) (レス) id: ad71e4aae4 (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - 羽憐さん» ありがとうございます。嬉しいです!! (2019年1月16日 20時) (レス) id: 28df93bc99 (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - ストーリーの描写が素敵です!更新楽しみにしています!! (2019年1月16日 20時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすと | 作成日時:2018年3月20日 3時