【かくれんぼ】勝手にはじめたら、メンバーは見つけてくれる？？ ページ29
そらちぃとエイジと買い出しから帰ってくると、
なにやら玄関の鍵が掛かってる。
「あれ、鍵掛かってんじゃん」
そらちぃ「マジじゃん」
エイジ「……あの二人が何かしてんでしょ」
エイジがニヤニヤしながらインターフォンを押して
ツリメに鍵を開けてもらいながら呟く。
「あー、ドッキリか」
私もつられて笑いながら玄関に入る。
鍵がかかってるときはだいたいドッキリ企画だもんな。
エイジ「何で鍵しまってたの?」
エイジの言葉に表情のかたいツリメが
わざとらしく「いや、わかんない」と呟く。
中に入ればリクヲがいない。
そらちぃがリクヲのことを聞けば
ツリメはまた「わかんない」と繰り返す。
そんな嘘くさい反応に私たちは思わず顔を見合わせて笑う。
ツリメ「どっかいっちゃった」
「ふぅん?どっかいっちゃったんだ」
ニヤつく口角を押さえきれずに言えば
エイジがツリメに話し掛ける。
エイジ「外行ったの?」
ツリメ「いや、わかんない」
何を聞いてもわからないの一点張り。
怪しすぎな反応に私たちは笑う。
エイジ「何かそわそわしてない?」
ツリメ「してないよ」
「怪しーなあ」
私は笑いながら部屋を見回して隠しカメラがないか探す。
するとエイジが何かを見つけたのか壁を指差す。
エイジ「みて、そら、霧島、見て、あれ、カメラ」
視線を移せばガムテープに隠しカメラが設置されている。
そらちぃ「ふははは」
「やっぱなんかあんじゃん」
カメラ発見を合図に、リクヲを見つけるかくれんぼがスタートする。
カメラを片手にそらちぃが色々な扉を開けて確認する。
トイレも、お風呂場も、他の部屋にもリクヲはいないので
私は家の片隅のゴミ箱を開けて「リクヲ〜」と声をかけてみる。
エイジ「んふふふ、そんなとこにいるわけないでしょ」
「でもこの前酔ったリクヲが入ろうとしてた」
そらちぃ「ヤバ!!」
あのときはわりと必死で止めた。酔ったリクヲは怖い。
どこを探してもいないから、取り合えず私たちは
戻ってそれぞれの作業をしつつツリメに尋問する。
エイジ「何かずっとおかしいよ」
ツリメ「うそだぁ」
お互いニヤニヤしながら2人が会話をする。
私はキョロキョロと辺りを見渡して3人を見守る。
「ポケットに火薬つめてるとか?」
ツリメ「しないから!」
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てん(プロフ) - 面白かったです！もっと評価されて良いくらい！続き楽しみです！ (2020年1月2日 23時) (
レス) id: 09173bd832 (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続きないんですか？ (2019年12月18日 9時) (レス) id: 5893e9c41f (このIDを非表示/違反報告)
りお - 面白かったです！ 続き気になります！ 頑張ってください！ (2019年11月16日 15時) (レス) id: b0a4c100df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝凪 | 作成日時：2019年8月23日 22時
