ホプ兄さんの熱弁（V Side） ページ43
「「わぁ〜！！！」」
お風呂から出て脱衣所で着替えていると、リビングからジョングクとホプ兄さんの大きな声が聞こえてきた。
あの二人が騒がしいのはいつものことだけど、なんだろう？
楽しいことには、僕は何でも首を突っ込みたい！
「なになに？どうしたの？」
バスタオルでわしゃわしゃと髪の毛を乾かしながらリビングに入る。
最初に目に入ってきたのは、リビングのテレビに映し出された映像。
人気俳優と女優のキスシーンだった。
ジョングクとホプ兄さんは、テレビ画面に近づきながら「きゃー」だの「わー」だの騒いでいる。
「ただのドラマだよ。キスシーンで二人ともテンションあがっちゃって」
ソファに座っているジミンが冷静に状況を説明してくれた。
「えー、そんなに劇的な感じだったの？」
僕がこう尋ねると、ホプ兄さんがくるりと振り返る。
「いや、でも今のはないね！」
やけに熱がこもっている。
「え、そうなの？」
僕が言おうとしていた言葉を、ホプ兄さんの隣で騒いでいいたジョングクがきょとんとした表情で先に言う。
「そうだよ！だって、ちょっと無理やりじゃん！彼女の同意なしじゃん！」
「え、でも嫌がってなかったじゃん」
「ジョングク、お前もまだまだ子供だな。
いいか。あんな風に不意にされたら女性だって避けられないだろ。雰囲気が雰囲気なだけに、断ることだってできない。
つまり、あれはずるいキスの仕方だ‼」
ホプ兄さんが熱弁する隣で、ジミンが、ぶっと吹き出す。
「さっきまで一緒になって盛り上がってたじゃん」
そんなジミンの意見など耳に入っていないようで、ジョングクは納得したように「なるほど、なるほど」とうなずいている。
そして、ホプ兄さんはそれを見て、やけにしたり顔だ。
僕は、と言うと。
全く別のことを考えていた。
Aさんにした2回のキスは、両方とも僕から不意にしてたと思う…。
よくよく思い出してみると、確かに彼女は逃げられない状況だったかも…。
ず、ずるいキスなのかもしれない…。
「テヒョン、今何考えてるか当てよっか」
はっと気が付くと、ジミンが僕をニヤニヤした表情で見ていた。
「え！なに！いや、いい！髪の毛、乾かしてくる！」
ジミンの笑い声と、まだ続いているホプ兄さんの熱弁を背中に、僕は急いで脱衣所に戻った。
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ちかこ(プロフ) - ハル様 ありがとうございます！続編、始まりましたので引き続きよろしくお願いします。デレデレテテ、いいですね〜！ (2016年1月30日 19時) (
レス) id: b539f91093 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 第２部楽しみにしています！！ヌナにデレデレのテテが見たいです！！楽しみです！ (2016年1月23日 2時) (レス) id: a3a9522359 (このIDを非表示/違反報告)
ちかこ(プロフ) - みぃ様 ありがとうございます。この1週間ほど仕事がバタついており全く更新できず申し訳ありませんでした。。劇的な展開も少ないゆる〜りとした話で続きますが、どうぞよろしくお願いいたします。やはりテヒョン続編ですかね〜！ (2016年1月22日 21時) (レス) id: b539f91093 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 更新楽しみにしていました 二人ともすごく可愛くて、これからのSpringもsummerも可愛い二人を楽しみにししています (2016年1月22日 21時) (レス) id: 0f6ae1e55a (このIDを非表示/違反報告)
Robotaxxxx(プロフ) - きむて様 他の方に比べると遅くて本当に恐縮です…大量更新、頑張ります！ (2016年1月4日 15時) (レス) id: 1d1db99c36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちかこ | 作成日時：2015年11月23日 16時
