34話 ページ38
カリムside
『必要最低限関わらないで下さい』
Aに始めて強く言われたのが
この言葉だった
オレが見てる限り、アイツいつも1人
1人が好きな奴なんていないって
オレ思ってた
でもアイツは1人が好きなのかって思って
せめて快適な学園生活にしてやろうって思った
Aは自分から悩み事を言う奴じゃない
正直にズバズバ言う奴だけど
肝心な悩みは溜め込む奴だ
数日前に"ジャミル"と喧嘩したからなのか
すげー落ち込んでた
いつも本読んでいるAが
上の空に窓を眺めてることが多かった
オレだってそのくらいは気付く
なんとかしてやりたいとは思う
だけどどうすれば良いんだ？
…はぁ…
『 --- !! -----!!
----- --- -----!!!』
カ「なんだ？誰か叫んでんのか？」
そういえばヤケに騒がしいな
ボーっとしてたから気づかなかったな
周りがガヤガヤしてて聞き取れなかった
カ「なぁ、シルバー
さっきなんて言ってたか聞こえたか？」
シ「ぐぅ……」
カ「あー…聞こえてねぇ感じだな」
ー ジャミルside ー
何故だ…ッ!!
何故俺の魔法を自ら解いた…A!!
あの時俺はAに向けてのマインドコントロールをかけた。それはまるで暗示のように
ユウの事を考えたり、ユウに側にいるほど
身体が拒む暗示を
小賢しい…
アイツは何がしたいんだ…
何故ユウだけなんだ…!!
俺は正直この世界が嫌いだ!!
大っ嫌いだ!!
俺の一族なんざカリムの一族に従えればそれ以外は目に向かない。俺が風邪ひいた時
カリムに病気移さない為に1人暗い部屋に風邪が治るまで閉じ込められた
カリムは…カリムの行動は善意だろうがそれは
モラルがなっていない善意だ
その善意がどんなけ首締められたか！
他の奴は己の欲望目的に目を向ける者ばかり
その中Aは違った
アイツは何ものにも目を向けず
ただただ自分の身を守る
Aにまともだと気づいた時は嬉しかった
俺だけじゃない
アイツが1人でいる程
俺は満足した
Aはそれで良い
周りの雑草に屈せず
一輪の花がただただ咲いてるよう
高嶺の花。その存在で良い
ユウが近づくまでは
アイツもまたまともだが違う
お前はこの世界の人間じゃない
他の者はユウにこの世界に落ちさせる気なのは
知っている
だからこそAに近づくな
俺は…Aが汚さない為に
この世界の常識に落ち
そして魔法をかけた
なのに…
何故お前は自ら解いた
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ミーニャン - 出来るだけ早くお願いします (2022年4月11日 21時) (
レス) id: 86b03f2837 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャン - この作品の続編を見たいんですがパスワードがかかっていて見れません。初心者なのでここでいいのかわかりませんが教えてもらう事はできますか？ (2022年4月11日 21時) (レス) id: 86b03f2837 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この作品が大好きで続きを見たいのですがパスワードがかけられて見れません…初心者なのでここで言うのかがあってるかわかりませんが教えて頂くことはできないでしょか…🙇♀️ (2021年11月27日 0時) (レス) id: c7fee68ce2 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 続き気になる (2021年9月19日 17時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
み - 久しぶりに見たけど面白すぎる…続き待ってます！ (2021年5月4日 2時) (レス) id: fec21734c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トルネコ | 作成日時：2020年8月9日 4時
