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日直 ページ10

【A】

キーンコーンカーンコーン

「「「あっ」」」

チャイムがなり出すと、三人は同じ反応をした。

赤城くん達と色々話したりしていたらいつの間にか廊下には誰もいなくて、言われてみればさっきの赤城くんをからかっていた人達も「後少しでなるから帰ろーぜ」的な感じで教室に戻ったのでは!?

私が慌てていると、パッと頭に一つの思考が出てきた。

「青八木先輩2階の教室じゃないですか!!!い、急がないとちこ……」

「あああああ!!!あの頭"光ってる"先生以外と怖いんだった!!」

と言ってバタバタと廊下を走っていく。

「……光ってるを強調しないであげよ」

赤城くんがささやかに呟いた。

でもこんな事してる暇ない。

「あ、赤城くん!ばいばいっ!!」

「うん!またね〜」

私は廊下を走り、なんとか教室に着いた。

ドアは閉まっていて、中を覗くと生徒が先生の話を静かに聞いていて、私が入る隙間など無さそうに見える。

ひぇぇ……

遅刻かぁ………

あまり音をたてないようにと、ゆっくりとドアを開ける。

カラカラカラ……

その時

ガタンッ!

「ひゃぁっ!?!?」

私が声をあげる前に振り向いた生徒。

先生はしかめっ面をしている。

「こら南。ちゃんと時間厳守に来いと入学式の後に言ったはずだろ」

先生は教卓から歩きながら私のいる後ろのドアの方へ来る。

「は、はい……すみません……」

私がペコペコと頭を下げていると、先生は「あっ」と短く呟き、私を見た。そして生徒達も見る。

「そう言えば南と黄腹。今日黄腹が日直なんだが日直の仕事多くてな、中学校同じだったって聞いたから南。黄腹の手伝いしてやれ」

「え?」と私が戸惑っているうちに先生は教卓に歩いていき、「あ、今日から実行委員会あるから忘れず行けよー」と話を続ける。

私は黄腹くんをじっと見つめると、黄腹くんはこちらを振り替えって私を見つめる。

そして目があってしまったので、私は先生の時と同様、ペコペコと頭を下げる。

その動作に黄腹くんはクスクスと笑っていた。

顔をあげると黄腹くんが笑っていたから私もつられて笑う。

そうしていると先生の怒鳴り声が聞こえた。

「おい南!まだそこにいるのか、早く座れ!!」

再び怒られるハメになったが、私は素直にそそくさと机に行き、座る。

席に行った私は、何故か心がポワポワしていて、秒単位で怒られた事すべてを忘れてしまっていた。

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るぅと


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作品ジャンル:恋愛
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青葉 - マカロンパイセンさん» ありがとうございます(〃ω〃)更新頑張ります〜!! (2019年10月20日 21時) (レス) id: c12bc22ed7 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンパイセン - 青葉さん» 本当におもしろいです!神ですか!?更新頑張って下さい!めちゃくちゃ応援します(°∀°ゝ) (2019年10月20日 21時) (レス) id: 91804e9b2f (このIDを非表示/違反報告)
霞-かすみ- - 青葉さん» ぜ、全然!大丈夫です(^^☆)更新されたの見ました!ジェル君……(笑) (2019年10月14日 16時) (レス) id: 5970e2ed7a (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - 霞-かすみ-さん» あ、レス押し忘れました…すいませんっ!( ; ; ) (2019年10月13日 16時) (レス) id: c12bc22ed7 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 - ありがとうございます!そう言ってもらえて光栄です!頑張ります! (2019年10月13日 16時) (レス) id: c12bc22ed7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青葉 | 作成日時:2019年10月5日 21時

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