夜中の緊急手術 世良side ページ4
採血がどうにか終わって、猫田さんが点滴を繋ごうと血管を探してる
渡海先生は薄っすらと目を開けて天井を見つめてて
世良「渡海先生、大丈夫ですか？まだ寒気あります？」
渡海「ん…わかんな…」
猫田「汗かき始めてからクーリングでいいよ。まだ少し震えてる」
こんなに血管がわかりにくいのに、猫田さんは簡単に針を刺して
あっという間に渡海先生の左腕には点滴がつなげられた
美和「501号室空いてました！」
渡海「い、よ…あの部屋で…」
猫田「モニター管理もしないといけないんです。病室に入ってください」
渡海「でも…」
猫田「放っておけるような発熱じゃないの、わかりますよね？あんなソファーじゃ下がる熱も下がりません」
渡海「…」
熱で頭も回らないんだろう
簡単に猫田さんに言い包められて、渡海先生は黙り込んでしまった
朦朧として本当にしんどそう
猫田「水分ここに置いとくから。摂取量チェックしてね」
世良「あ、はい。ありがとうございます」
猫田「飲みたがらないと思うけど、出来るだけ飲ませて。昼ごろまではモニター継続ね」
さっと処置をしてさっと出ていってしまって、処置室には渡海先生と２人きりになった
少し落ち着くまで病室に移動はせずここで
渡海「うぅ…っ、はぁ…っっ…」
世良「渡海先生…」
２人きりになった途端、渡海先生は苦しそうに唸り始めた
声出さないように我慢してたのかな…
相棒の猫田さんと、新人看護師の美和ちゃんには…女性には、弱いところ見せたくないって、渡海先生の小さな強がりなのかもしれない
逆に、俺には弱った姿を見せてくれてるような気がしてちょっぴり嬉しかった
世良「渡海先生、水分摂りましょう。飲めそうですか？」
渡海「…い、らない…」
世良「少しだけ…１口だけでも」
猫田さんの言った通り嫌がったけど、どうにか飲む気になってくれて、本当に１口だけストローで吸ってくれた
でも、すぐに目に涙が溜まってきて
世良「吐きますか！？」
慌ててゴミ箱をとって、渡海先生の身体を抱き起すとすぐに背中が波打った
渡海「うっ、おえっ、げほ…ぇっ…」
ダメだ…水分も受け付けない
この熱じゃ、飲むのもリスクだ…
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ブラペ(プロフ) - ブラックペアン終わって早一年ですね…。でもいまだに私ブラックペアンが好きすぎてやばいです。学校行きながら変な妄想よくします(笑)更新、楽しみにしてます！ (2019年8月5日 19時) (
レス) id: 72d7619416 (このIDを非表示/違反報告)
トマトっち(プロフ) - 貧血で倒れるけど世良先生を騙して働いて倒れる話が、読みたいです！ (2018年10月10日 16時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
えれすけ。(プロフ) - リクエストで、渡海先生が胃腸炎になるのがみたいです (2018年9月6日 23時) (レス) id: dfc83b1bd1 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんばんは。今回のお話もとっても面白いです(^^)もし宜しければリクエストです(>_<)怪我をしちゃうお話が読んでみたいので、恨みを持った人に刺されるとか、誰かを庇ってとか…もし宜しければお願いします(*^^*) (2018年9月1日 23時) (レス) id: 127f82af30 (このIDを非表示/違反報告)
智和(プロフ) - はじめまして！智和と申します。風月さんのお話が大好きでいつも読ませて頂いております！私も渡海先生ロスです…。ひたすら僕とシッポと神楽坂を待つ日々です…笑。これからも更新、楽しみに待たせていただきます！ (2018年9月1日 15時) (レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2018年5月31日 15時
