夜中の緊急手術 世良side ページ11
猫田「クーリングね」
世良「渡海先生、枕こっちに変えますからね。そのまま楽にしててください」
猫田「保冷剤も当てますよ。冷たすぎたら言ってくださいね」
汗をかいて寝苦しそうな渡海先生
辛そうだけど、ベッドに大人しく寝ててくれるだけでも安心する自分がいる
ベッドがもぬけの殻だった時は本当に焦ったんだから…
渡海「ぅー…っ」
世良「水分摂りましょっか」
たくさん水分摂って汗かいた方がいい
今が１番熱い身体を冷やしてあげて、少しでも眠れるように…
渡海先生は僕の言葉にしっかり反応して、水分もちゃんと飲んでくれる
夜中は水分も受け付けないほどだったんだもんな
渡海「…せら…」
世良「はいっ！」
渡海「っ、わるい…トイレ、…」
世良「あ！いいですよ、行きましょう。ゆっくり起き上がりましょうね」
渡海先生は自分で点滴スタンドを押しながら、僕が支える手に身体を預けていた
ゆっくりだけど自力歩行でトイレも済ませて無事にベッドへ
渡海「ありがとう…」
照れたように小さく笑いながら、渡海先生が口にしてくれた「ありがとう」
ふふ、すごい嬉しいな
お昼を回った頃には段々と熱も下がり始めて、お粥と卵焼きを食べることも出来た
ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、治療もちゃんと受けて…
点滴も引っこ抜くことなく(笑)
高熱のせいで寝苦しかったみたいだけど、下がってきたから眠りも深くなってきた
子供みたいな寝顔を見守っていると辺りは暗くなってきて…
高階「渡海先生はどう？」
世良「熱は37.5℃まで下がりました。やっとゆっくり眠れてます」
高階「よかった。スヤスヤ眠ってるねぇ」
病室を覗いた高階先生も目を細めてる
僕はこのまま渡海先生の病室に泊まることにして
落ち着いて眠れてるみたいだから、僕もソファーに横になった
世良「ん…渡海先生、…？」
朝起きてベッドを見たら、またもぬけの殻…
慌てて病室を飛び出すと、すぐにその姿を見つけた
渡海「朝の問診。もう始まるぞ」
世良「渡海先生っ！」
渡海「お礼に、お前の担当患者も回ってきてやる」
天邪鬼な渡海先生は、昨日と違ってしっかりした足取りで廊下を歩いて行った
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ブラペ(プロフ) - ブラックペアン終わって早一年ですね…。でもいまだに私ブラックペアンが好きすぎてやばいです。学校行きながら変な妄想よくします(笑)更新、楽しみにしてます！ (2019年8月5日 19時) (
レス) id: 72d7619416 (このIDを非表示/違反報告)
トマトっち(プロフ) - 貧血で倒れるけど世良先生を騙して働いて倒れる話が、読みたいです！ (2018年10月10日 16時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
えれすけ。(プロフ) - リクエストで、渡海先生が胃腸炎になるのがみたいです (2018年9月6日 23時) (レス) id: dfc83b1bd1 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - こんばんは。今回のお話もとっても面白いです(^^)もし宜しければリクエストです(>_<)怪我をしちゃうお話が読んでみたいので、恨みを持った人に刺されるとか、誰かを庇ってとか…もし宜しければお願いします(*^^*) (2018年9月1日 23時) (レス) id: 127f82af30 (このIDを非表示/違反報告)
智和(プロフ) - はじめまして！智和と申します。風月さんのお話が大好きでいつも読ませて頂いております！私も渡海先生ロスです…。ひたすら僕とシッポと神楽坂を待つ日々です…笑。これからも更新、楽しみに待たせていただきます！ (2018年9月1日 15時) (レス) id: 5c0a0b0fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2018年5月31日 15時
