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ノックと共に部屋に入って来たのは
マネージャーさんだった。
マ「...正直すぐに忘れてくれると思ってた」
貴「...え?」
マネージャーさんは
部屋のソファーに腰を掛け私にそう言った。
マ「あなたと別れたことなんてすぐに忘れて
また新しいスキャンダルが出るんじゃないかって
正直思ってた。でも...違かった。
涼太にとってあなたの存在がどれくらい大きなものか...
時間が経てば経つほど思い知らされた。
あなた、涼太の雑誌とか見てた?」
貴「...ごめんなさい...
見るとどうしても...
涼太を思い出してしまうから...
無意識に避けていたと思います...」
別に意識的に避けていたわけじゃない...
きっと無意識だと思う...。
大学でも涼太の雑誌を持ってくる子はたくさんいた。
でも...私は見たことはない。
テレビはつけるとよく出ていたから
活躍してるなって...それは嬉しかった。
でもドラマとか...映画とか...
観たくても見れなかった。
いろんな想いが溢れ出てしまうから。
" ドサッ "
私の目の前のテーブルに
たくさんの雑誌を置いたマネージャーさん。
全部...涼太が載っている雑誌。
貴「...えっと...」
マ「時間がある時読んでみて。
全部の雑誌のインタビューにあなたのことが書かれてるから。
涼太にとってはそれほどあなたの存在が大きかった。
そんなあなたを奪った事...
私も社長もずっと後悔してたの。
雑誌を見たファンの子たちからも
涼太の恋を応援したいって
たくさんの手紙やメールが届くようになって...
社長と相談して、涼太に恋愛してもいいって伝えたの。
だからあなたとの事も...
きっとファンの子たちは受け入れてくれる。
もう...涼太のために身を引く必要はないから」
そう...マネージャーさんは言って
テレビの電源をつけて部屋を出て行った。
テレビにはさっきまで目の前にいた涼太が
成人式の袴を着たまま映し出されていた。
" 黄瀬涼太緊急記者会見 "
そうテロップが流れている。
" ご成人おめでとうございます!
早速ですが、緊急会見の内容を教えて下さい "
会見が始まると...
涼太は2年前のことから話し始めた。
中学から付き合っていて
2年前にあの写真が出回ったことで
私が身を引いて別れを告げたこと
そのおかげで" 黄瀬涼太 " として
今こうして活躍出来てること
そして...
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時