story24 ページ24
本格的に芸能活動を始めたばかりの頃...
涼太は私に一度だけ言った事がある。
" オレたちのこと公表できなくてゴメン。
ホントは隠すようなことしたくないんスけど...
でも、万が一世間にオレたちのことが知られたら
その時はオレ、自信持ってAっちが
カノジョだって言うっス。
仕事がなくなるより、ファンがいなくなるより
Aっちがいなくなることの方が耐えられないっスもん。
だから何があっても別れる選択は選ばない。
それは覚悟しといて欲しいっス "
だから...マネージャーさんの言っている意味は分かった。
涼太から言ってくることはない...
自分を犠牲にして...きっと私を守ろうとする。
だから...私から別れを告げなくちゃいけない。
でも...きっと...
このタイミングで " 別れたい " って言ったら
涼太は自分のために別れを選んだんだって...
きっと...納得しないだろう...
涼太がきちんと納得できる形での別れをしなきゃいけない。
その方法...ひとつだけある。
きっと...涼太を傷つける。
でもこの方法なら...涼太は納得する。
貴「...分かりました。
明日の夕方まで...時間を下さい」
そう言って私はマネージャーさんと別れお店を出た。
その足で向かったのは大輝の家。
貴「...ごめん大輝。
今家の前に来てるから...ちょっと来て」
そう大輝に電話をかけた。
" ガチャ "
貴「あ...ごめん突然...
夜遅くに迷惑だよねー」
青「...なんつー面してんだよ。中入れ」
自分では平気なフリをして
笑って言ったはずなのに...
やっぱり大輝には隠せない。
大輝には見透かされる...
だから...きっと大輝を頼ってしまうのだろう。
青「...で、何があった？」
貴「大輝。私の一生のお願い聞いて欲しい」
私は大輝の目を見てそう言った。
いつもの大輝なら...
" バーカ。んなのぜってえ嫌だっつーの "
" お前どうせ一生とか言って何回もお願いすんだろーが "
そんな答えが返ってくるのに...
大輝の目も真剣に私を捉えていて...
私が本気で言ってるってことさえも伝わっている。
青「なんだよ...」
私は大輝に...
私の気持ちをありのまま...
隠すことなく伝えた。
青「...それでお前は本当にいいのか？」
貴「うん」
青「...分かった」
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした！☆10じゃ足りませんよ！！！ (2022年4月16日 17時) (
レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω｀●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました（´-`）.｡oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです＾＾ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです！素敵な作品と言って頂け感謝感激です(＞＜)これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7nana23 | 作成日時：2019年4月13日 17時
