story16 ページ16
大学に着く頃はすでに昼休みになってて
私は迷わずに屋上に向かった。
貴「大輝！」
屋上で横になってる大輝に向かって声をかけた。
青「あん？
お前今日休みじゃねーの？」
大輝は起き上がることも
こっちを見ることもなくそう答えた。
貴「...寝坊した」
青「は？寝坊？
お前、今までよく俺に偉そうなこと言えたな」
言われると思った...
" いい加減寝坊とかありえないからね "
今まで私が大輝に言ってきた言葉。
青「つか、珍しいんじゃねーの？
お前が寝坊するとか」
そう言って大輝はやっと重たそうに起き上がって
こっちを向いた。
青「フッ(笑)
そーゆーことか(笑)」
貴「はっ？」
青「朝から黄瀬に抱かれてたっつーことか(笑)」
貴「えっ...ちょちょっ...
なっ...なんでそうなんの」
あ、あながち間違ってはいない...
えっ...てか...
そこまで私大輝に見透せれてるの？！
青「お前、鏡も見ねーで学校来たのかよ」
貴「え？何？寝癖やばい？
え...よだれついてる？！」
青「とりあえず鏡見てこい。
見りゃー誰でも分かるっつーの
つか昼間から気持ち悪りぃの見せんじゃねぇ」
大輝の言ってる事の意味がさっぱり分からなかった。
とりあえず...
大輝に言われるがままトイレに行き鏡を覗きこんだ。
なっ...
ちょっと...何これ...
さっき大輝が言った意味が嫌なくらい分かった。
私の首には沢山の紅い跡...
これって..." キスマーク " ...
こんなについてたら...
確かに勘違いされる...
だから遅刻したんだろって...
恥ずかしいはずなのに...
少しだけ...嬉しくなった。
この跡が消えるまでは
離れていても涼太を感じてられるから。
だけど...さすがに...恥ずかしい。
どうしよう...
青「意味分かったか？」
トイレの外から聞こえてきた大輝の声。
貴「...分かった...」
私はそう言ってうつむきながら
トイレを出て大輝の元に行く。
" ヒャッ "
貴「ちょっと！？なっ何？！
冷たいんだけどっ！！！」
いきなり首元に冷たいものがペタっと
当たってびっくり...
青「でけえ声出すんじゃねーよバーカ。
とりあえずこれでもつけてろ」
そう言って大輝が首元に貼ったのは湿布だった。
貴「え？...湿布？」
青「湿布貼っときゃ寝違えたとか言ってなんとかなんだろ」
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした！☆10じゃ足りませんよ！！！ (2022年4月16日 17時) (
レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω｀●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました（´-`）.｡oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです＾＾ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます！楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです！素敵な作品と言って頂け感謝感激です(＞＜)これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7nana23 | 作成日時：2019年4月13日 17時
