ワガママ (ページ17)

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＿＿紫耀

「じん！！！」

神「··············」

「···········これ、どういうこと、？」

急いで先程までいた部屋へ戻り、

じんへ手に持つ封筒を差し出した

廉達も俺の大声に驚いたのかこちらを伺っているようだった

「················こたえろよじんｯ、」

神「···········」

「············なんでｯ、」

色んな感情がごっちゃになって思わず体中が震える

目の前には俯き、ひたすら無言のじん

なんで、

どうしてお前が、、

「················なんで、Aの手紙、持ってんだよｯ、」

溜まっていたものが切れたかのように溢れ出す

思わずその封筒も握り潰してしまいそうだった

岸「·············は、？」

海「············え、まって、どういうこと、」

廉「················」

岸くんは今にも動き出しそうな程混乱していて、

キョロキョロする海人、ただ目を見開く廉

そして、目の前の沈黙のじん

そんなじんに対する感情が疑問から怒りに変わっていく

「··············じんｯ、！！！！」

神「··············ごめん、紫耀、」

「············え、？」

俯いて一点だけを見ていたじんの目線がハッキリと俺へとかわり、

目線の高さも等しくなる

「···············なにが、ごめん、？」

神「··············俺、」

神「·····················Aに会った、」

言葉も出なかった

耳を響かせたのはあまりにも理解するのに時間がいる事実だったから

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