＿1 ページ2
·
"＿＿＿紫耀、別れよ"
飾り気のないたった一文のメッセージに
頭が真っ白になった
どういうこと·····？
俺、なんかした·····？
神「しょー？どした？」
「······ちょっと、出てくる、」
じんの明らかな怪しげな目に気づく余裕もなく、
楽屋から奥へ奥へ歩いて中々人が来ない非常階段へ
＿＿＿prrrrrr
...........たのむ
＿＿＿prrrrrr
........お願いだから、
いつまでコール音を聞いていたんだろう
気づいた時には
＿＿＿＿ただ今、電話に出ることができません
そんなアナウンスが耳元から聞こえてきた
「·······なんで、」
つい先週会った時は普通だったのに
"『紫耀！』"
笑って俺の名前呼んでくれたのに
「·········なんでだよｯ、」
この後撮影だというのに涙でメイクはぐちゃぐちゃ
セットしたことなど忘れて髪を無造作に荒らした
··········A、
1度声だけでも聞かせてよ
その決断を出した理由を
せめて理由くらい教えて欲しかった······
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 989人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木苺 | 作成日時：2023年1月25日 23時
