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とりあえず上がりますんで〜！と無理くり入ろうとするAを、こちらもすぐさま手離せる筈もなく、半ば引き摺られながら一緒にリビングに向かった。
うわ電気ついてないし！の言葉に手元のパネルでつけてやると、明かりに照らされAが色々荷物を持っているのに気付いた。
「なにそれ？」
「えっほくちゃん先輩がご飯作りに来てって言ったんじゃないすか！わざわざ買ってきたのに！ひどい！」
「えっまじで作ってくれんの？」
「えっマジじゃなかったの！？」
「……あーいや、実はまじだった」
「それ絶対嘘のやつじゃん！だまされたあ！！可愛い後輩をからかわないでくださいよお！」
涙目で訴えながらも、買ってきた食材をヤケクソに冷蔵庫に入れていくAは、やっぱり可愛い。
こんなにいじめたくなる生物、A以外に見た事ないもん。
そんでこのしょぼくれた顔をわしゃわしゃしてやりたくなるのも、犬猫かAくらいのもんだと思う。
Aが被っていたキャップをひょいっと奪って自分で浅く被り、代わりに現れたつむじをよしよしと撫でれば、今度は反対にぎゅっと抱き締められた。
Aなりの可愛い報復なのか、唸り声を上げながらこれでもかと言うほどに胸板にぐりぐりと頭を押し付けてくる。
あーーーーかわいいかわいいほんとにむりかわいい。
「…Aごめんね、冗談じゃないから」
「ぶ、ブログに書いて炎上させてやる…」
「えーやだよ、Aの料理食べたいから作ってくれる？」
「私、インライの画録見てチキン⤴︎南蛮⤵︎の予習してきたのに…」
「え！！！まじ！？」
「チキン⤴︎南蛮⤵︎の……」
「おい、それちょっとばかにしてるだろ」
「し、してない、してないっす、ぷぷっ」
「こらー」
「いひゃい！」
引き剥がして顔を覗けば、やっぱり笑いを堪えながら悪戯げな表情。
その頬を横に引っ張って伸ばしてやると、またじんわりと涙が滲んできた。
ゆ、ゆゆひて！と懇願するAに、かっこいい北人さんだいすきを5回繰り返すを条件に解放してやる。
「北人さん、ドラマの撮影お疲れ様でした！クランクアップおめでとうケーキも買ってきたんで、後で食べましょ！」
「…」
「あれ？北人さん？」
「A、今日からここに住んでいいよ」
「えっなんで！？！？それはさすがに遠慮します…」
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vol.258 おそろっちコーデ🐺🐻❄️→←vol.257 クランクアップおめでとう会🎉
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も。(プロフ) - 美紀さん» コメント、お心遣いありがとうございます！🥲🙏🏻✨暫くは毎日更新していきますので、良ければお付き合いください！✨ (2021年10月2日 14時) (
レス) id: 0f1c4a8bf0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - ランぺ大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年10月2日 10時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2021年10月1日 22時
