ブルースター

ゲーム ページ21

: 北人 side








今、あってはいけない状況にいます…





楽屋のドアの前なんだけど、開けようと思ってドアノブを握ろうとした瞬間中から声が聞こえてきた。









『…っちょ、昂秀、だめ、っ』









昂秀 「今更逃げるなんてなしですよ…」




いやいやいやいや、そんなわけない、俺もそう思ったよ？？









よくあるやつじゃん？マッサージだとかさ、そうだと思うじゃん。





完全にこれ入っちゃいけないやつなんだよ…









だって、俺のAがマッサージされてるはずなのに



昂秀が最高…気持ち…って言ってたんだよ？？？


俺のAに手出すとかありえない！！！









ドアの前に佇むこと5分。


まだ声は収まらない。







どうしよ、翔吾に電話しようかな…









プルルルル



かけた瞬間同じ音が楽屋の中から聞こえてきた。






やっば、翔吾携帯おいてったの！？と焦って切ろうとすると


携帯と楽屋から同じ声が聞こえてきた。









翔吾 「ん〜、北ちゃんどうした〜？」









北人 「いやどうしたもこうしたも、翔吾いまどこ！？」









翔吾 「楽屋だけど…」









北人 「何してんの！！！！」





え、北ちゃん楽屋の前いる？入ってきなよって言う翔吾。







え？どういう状況…？？

まてまてまて。







北人 「俺、入っていいの…？」









翔吾 「いやダメなわけなくない？(笑)」




その間も甘い声は聞こえてくる。









意を決してドアを開けた。






『あ、北人さんお疲れ様です！！！』









翔吾 「北ちゃんなんて顔しとるん(笑)」




そこには翔平と拓磨も寝ていた。









北人 「え、Aと昂秀何してんの…？」









昂秀 「え、なにって、ゲームですけど…？」









北人 「ばか！！！甘い声出すな！俺のA昂秀に取られたかと思ったじゃんか！！」









『どんな勘違いですか(笑)』









北人 「甘い可愛い声出してるAが悪い！！」









『それ絶対私悪くないですよ！！』









昂秀 「Aさんゲームする時いっつもやられたら甘い声出しますもんね(笑)」









北人 「しばらく昂秀とゲーム禁止！！！俺とやるよ！」









『えええ、北人さん弱いもん〜！』









北人 「甘い声は俺だけでいいの！！」

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