私が頑張る意味は…[THERAMPAGE]

Story：2 ページ2

北人Side



リハーサルはとどこおりなく終わり、

2時間ほどで終わった。



みんなが帰り支度を始める中

俺は咲良のもとに行く。



咲良「………」


北人「咲良？」


咲良「あ、北ちゃん…もう終わったんだ。」


北人「うん。腕、つかまって。」



そう言って咲良を立たせる。



咲良「…、んっと。ありがとう。」


北人「足は？力入るの？」


咲良「うん、さっきよりはだいぶ。」


北人「そっか…。じゃあ帰ろ。」


咲良「え、いいよ。先帰ってて。」


北人「なんで？咲良帰らないの？」


咲良「……。」


北人「………ダメ。帰る、一緒に。」


咲良「…、わかった。」




その後、一緒に帰ってたけど

どこか上の空な咲良。



北人「気にしてるの？」


咲良「…ううん。してないよ。」



咲良は溜め込むタイプか…っていうのを

このとき初めて知った。

いつもは、元気いっぱいだからね。




寮に戻ったあとも特に言葉を発することなく

自分の部屋に行った咲良。



もちろん、このときは

疲れてるのかな？ぐらいにしか

思ってなかった。






いつも、近くにいるのに

なんにもしてあげられなくてごめん。

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