私が頑張る意味は…[THERAMPAGE]

Story：1 ページ1

咲良Side




今日はLIVEのリハーサルの日。



咲良「おはようございます。」


壱馬「おはよう、咲良。」


北人「おっはー！」


翔吾「おはよう。
　 今日のテンションは普通やな。」


咲良「おはよう、まあね〜」



私の同い年の三人。

なにかと一緒にいるけど

やっぱり安心できる人たち。




樹「咲良、おはよ。」


翔平「おっはよーう！！！」



この二人は、年齢は違えど

生まれた年は一緒だし、サポメンからの仲

ということでタメ口で話すようにしてる。

(ほんとはだめなんだけどね。)



海青にもタメ口でいいよって言ったんだけど、

海青「俺は、サポメンでもないし
　 遅生まれなんで、敬語で話します…w」

って言われたから、なんか変な感じだけど

海青は敬語で話してる。





陣「よし、リハーサルはじめるで！」


ﾒﾝﾊﾞｰ「はいっ！」



陣さんの一言で始まったリハーサル。



リハーサルはだいたい

LIKIYAさんとやましょーさんが仕切っていて、

正直結構きついけど、

きつい以上に完璧なセトリだから、

このお二人には頭が上がりません。



リハーサルを初めて30分くらい経った頃。

私の視線が急に低くなった。



咲良「……え？」



それと同時に流れていた音楽が止まり、

私の周りに集まるメンバー。



壱馬「どうした？大丈夫なん？」


咲良「え？」



壱馬に聞かれて初めて

私が地面に座っていることを知った。



咲良「……たて、ない。」


LIKIYA「足、いたいのか？」


咲良「いえ、痛くはないです。」


海青「咲良さん、腕貸しますよ。」


咲良「…、うん、ごめん。」




海青の腕を借りてリハーサル室の隅に座った。



このあと、私がリハーサルに

参加することはなかった。

いや、参加できなかったんだ。

Story：2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す