いつメン

≫RIKU 膝枕 ページ48

陸「A〜‥」


『ん〜？』


座ってテレビを見ているとりっくんに横から抱き締められた。


『どうしたの？りっくん(笑)』


陸「んー‥眠い‥‥」


小さく答えたりっくんはそのまま眠ってしまった。


眠ってしまったりっくんを動かせず、りっくんの頭を膝にのせて、近くにあったブランケットをかけた。


私はそのままドラマを見ていた。


ドラマが終わる頃、陣さんがリビングにやってきた。


陣「ん？A？」


『なんですか？』


陣「それ誰？」


『りっくんです(笑)』


陣「めずらしいな(笑)」


『眠かったみたいで‥すぐ寝ちゃったんです(笑)』


陣「皆が見たら怒られるやろな(笑)」


りっくんを見るとぐっすり眠ってて、なんだか可愛くて写真を撮り、頭をそっと撫でる。


髪さらさら‥


陸「‥んー‥‥」


ゆっくり目を開けたりっくん。


『あ、ごめんね‥起こした？』


陸「‥Aー‥‥」


まだ眠いのかゆっくりと話すりっくん。


私の方に寝返りをうって抱き締めてくる。


陣「いや、起きへんのかい！」


陸「ん‥？陣くんの声‥」


陣さんの言葉に体を起こしておき上がった。


陣「起きたんか(笑)」


陸「陣くん？」


陣「めずらしく寝てたみたいやな。膝枕されて(笑)」


陸「えっ！？膝枕？！」


陣「されてたで？」


陸「ほんと？！」


陣さんの言葉に私を振り返ったりっくん。


『うん、本当だけど‥』


陸「嘘！覚えてない‥」


『ぐっすり寝てたもんね(笑)』


陸「昨日何か寝れなくて‥」


陣「まぁ、他のメンバーに見られてたら何言われるかわからんし、丁度良かったんやない？(笑)」


陸「えぇ‥」


すごく残念な顔をするりっくんに、声をかけた。


『する？(笑)』


私の提案に顔がﾊﾟｧｯと明るくなった。


陸「いいの？！」


『いいよ(笑)』


海「ただいまですー！」


「戻りましたー！」


海くんの言葉を皮切りに出掛けていたメンバーが戻ってきた。


陣「おかえり。お疲れさん(笑)」


皆ｿﾞﾛｿﾞﾛとリビングへ入ってくる。


陣「残念やな(笑)」


りっくんを見てそう言う陣さん。


翔「？ どうかしました？」


その状況を見て、翔くんが尋ねた。


陸「もう！皆空気読んでよ！！」


翔「えっ！！？？」


突然そう言われた翔くんは、理解できずに困っていた(笑)



その日は皆が戻ってきて膝枕出来なくなったけど、後日、膝枕できて満足そうなりっくんだった(笑)

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