いつメン

≫壱馬 二人 ページ33

『あれ？壱馬くんだけ？』


壱「‥‥おん」


周りにはめずらしく誰もいなくて、じっと私を見つめている壱馬くん。


‥‥なるほど。察した！(笑)


近くに行って座り、壱馬くんを見た。


『どうぞ、甘えていいよ！(笑)』


壱馬くんは二人の時は、甘えたになることがある。


かわいいから全然嬉しいんだけど‥(笑)


私を引き寄せ、後ろから抱き締めて、肩に頭をのせ、ﾎﾞｿｯと呟いた壱馬くん。


壱「‥A、好きやで」


『私も壱馬くん好きだよ？』


壱「‥ほんま？」


『うん！普段のかっこいいところも、真面目なところも、甘えたでかわいい壱馬くんも全部好き！(笑)』


すると、私を抱き締める力が少し強まった。




『‥‥ｸｼｭﾝ!』


しばらくしてくしゃみをしてしまった私に、自分が着ている上着を脱いで、向かい合わせになるように座らせた後、上着を着せてくれた。


『ありがとう、優しいね(笑)』


壱「‥嫉妬深いかもよ？」


『私も嫉妬するからなぁ‥』


壱「‥意外と重い男だったり」


『それだけ相手が好きなんだよね？』


壱「‥‥ぎゅーして」


『喜んで(笑)』


手を広げた壱馬くんに抱きついた。


壱「うわー‥なんか恥ず‥‥」


顔を上げて、照れている壱馬くんに言う。


『可愛いで？』


壱「それ俺の真似？(笑)」


『バレた‥？(笑)』



しばらく二人で笑いあって、立ち上がって携帯を取りに行き、隣に座って、壱馬くんの写真を撮った。


壱「なんで俺だけやねん(笑)一緒に撮ろ」


二人で写真を撮ったときに、何人かメンバーが戻ってきた。


ｶﾞﾁｬ

健「あー！二人で写真撮ってる！！」


北「え！俺とも撮ろう！」


壱馬くんが私の肩を組みながら答える。


壱「Aと二人で写真撮っていいの俺だけなんで(笑)」


慎「‥‥‥‥‥」


しょへは戻ってきてTシャツを着替えていたけど、前後ろ反対(笑)


『しょへ、それ反対(笑)』


平「これはこれは。やってしまったようだ‥」


陸「待って！A、壱馬の上着着てるじゃん！！」


皆がいろいろ言っているなか、陣さんが戻ってきた。


陣「うわ、なんか甘いなーこの部屋の空気！窓開けて窓！」


昂「陣さんこの部屋窓ないっす(笑)」


慎「‥‥‥‥‥」


皆が来て壱馬くんの甘えたは終わっちゃったけど、それからもずっと壱馬くんが近くにいて、無言で見つめてくるまこっちゃんがちょっと怖かった(笑)

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