いつメン

≫翔吾 雷 ページ29

【翔吾side】


お風呂上がりリビングで陸さんや陣さんとゆっくり過ごす。


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ


翔「今雷なりました？」


陸「今日は夜から雨降るみたいだよ」


陣「結構ひどくなるらしいで」


そんな二人の話を聞いて立ち上がる。


翔「そうなんですね。
‥じゃあ、俺そろそろ戻りますね」


陣「おやすみ」


陸「おやすみ〜」


階段をのぼり、向かうのはAの部屋。


Aは、お昼とかの雷は平気だけど、暗さがプラスされるとダメになる。


ｺﾝｺﾝｺﾝ
翔「A？入るよ？」


『あ！翔くん！どうしたの？』


翔「A大丈夫？」


『何が？？』


翔「だって‥」


ｺﾞﾛｺﾞﾛ ﾄﾞｰﾝ!!

説明しようとしたとき、部屋の電気が消え真っ暗になった。


『え！何？！』


すぐに電気はついた。


翔「停電だね。すぐついてよかった」


明るいうちにAの近くに行って座る。


『‥雷が』


翔「うん。今日の夜天気悪いみたい」


『それで来てくれたの？』


翔「他の人はこの事知らないから(笑)」


『ありがとう‥翔くん』


するとまたﾊﾟｯと暗くなる部屋。


ﾋﾟｶｯ ﾄﾞｰﾝ!!


結構近くに落ちたみたいで音が大きく響いた。雨もさっきより強まってるみたい。


暗い中、近くにいるAを抱き寄せた。


翔「俺いるし大丈夫(笑)」


ﾄﾞｰﾝ


突然なる雷の音にﾋﾞｸｯと驚き、俺の洋服をとっさに掴むA。


『電気はつかないし‥雷近いし‥』


翔「電気つくまで俺としゃべっとこ？」


Aが怖くないようにそのままの状態で話をした。


翔「なんでAは暗いと雷ダメ？」


『暗いと何も見えないし、音以外がないでしょ？明るいときよりすごく耳に入ってきて気になって‥』


それからは楽しいことをたくさん話していると電気がついた。


翔「ほら、今のうちに寝る準備して」


『うん』


寝る準備を終え、電気を消し布団に入り、またくっついた。


『よかった‥翔くんのおかげで今日は寝れる』


翔「ほんと？良かった(笑)」


『こういう時一人だとなかなか寝付けなくて‥』


翔「これからも怖いときは俺がいるよ。」


『翔くんありがと。大好き！』


ｷﾞｭｯと抱き締めるAを俺も抱き締めた。


翔「ほら、雷ならないうちに寝よ？」


『うん、おやすみなさい』


Aが眠ってから俺も眠った。




陣「昨日ひどかったな〜」

平「なんのことですか？」←

次の日の朝、ぐっすり寝てた翔平だけが雷のこと知らなかった(笑)

≫健太 寝起き→←≫昂秀 イジり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す