いつメン

≫壱馬 寒さ ページ27

【壱馬side】


最近だんだん肌寒くなってきた。


Aは冷え性で寒いのが苦手で、外にいるとすぐ手が冷たくなる。


撮影が終わり、楽屋はあったかくても、家に帰るまでの外ですぐに冷える。


『うぅ‥もうやだ』


寒そうにそう言うAの手を握り、上着のポケットに入れる。


壱「A冷たすぎ(笑)」


『だって‥』


壱「寒いときはくっついていいから」


『ほんと？！壱馬くんあったかいから嬉しい//(笑)』


俺も寒いのは得意ではないけど、Aほどではない。



今日はリビングでAとくっついて一緒にブランケットにくるまっている。


俺はそのまま読書をしたりするけど、Aはテレビを見たり、携帯を弄る。


昂「A〜ゲームしよ！」


『寒くて壱馬くんから離れたくないからここでいいなら！』


昂秀の誘いにそう答えたA。


離れたくないとかやべぇ‥//


この時期、特にAとくっついていられるから実は意外と好きだったりする。


昂秀とゲームをして疲れたのか、しばらくして俺にもたれ掛かって眠ってしまった。


その様子を見て他のメンバーが言う。


陸「いいなー壱馬。羨ましい‥」


壱「いつも一緒にいる俺の特権ですね(笑)」


北「本当にA寒いのだめだね」


樹「皆Aほどではないですね」


慎「じゃあ寒い時期とか嫌そうですね」


俺らの話を聞いて瑠唯さんが答えた。


瑠「そうでもないみたいだけど」


慎「なんでですか‥？」


瑠「前に寒い時期とか嫌にならないのかなって思って質問してみたから」


樹「それでどうだったんですか‥？」


瑠「それが、

『寒いのは苦手だけど壱馬くんといつもより一緒にいれるので結構乗りきれます//(笑)』

って」


陣「愛されとんなぁ〜」


瑠唯さんから話を聞いて、俺と同じ気持ちを持っていてくれたことに嬉しくなった。


眠るAを見て愛しさが強まり、Aにまわしていた腕に少し力が入った。


健「そんなこと言われたい〜かわって〜」


壱「健太さんの頼みでもそれは無理ですね(笑)」


健「えー‥」


この位置は誰にも渡したくないし、渡せないから‥(笑)

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