Shining star

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『 お酒でも取ってこよー 』


「 え、もう離れんの 」


『 私が取りに行ってる間LINE返したら？ 』


「 あ、うん 」






こういう時に急に大人なこと言うから調子狂うわ

お酒を持ってきたAはまた俺の膝の上に座る






「 ってか飲んでいいの？ 」


『 明日なんもないしよくない？ 』


「 まぁそうだけど 」


『 だって次の日は富士急だから飲めないし 』


「 たしかに 」


『 じゃ、乾杯 』





完全にAのペースに乗せられて飲むはずのなかったお酒を飲みだらだらと話しながら過ごしていると2人ともいい感じに酔っ払ってきた






『 いつきー 』


「 なに 」

『 なんでもない 』


「 なんだよ 」








Aのことを後ろから強く抱きしめながら
飲み続けることもう1時間は経っている





『 なんかちゅーしたくなっちゃうね 』


「 ばーか、なにいってんの 」


『 この前はしてくれたのに 』






俺の前だと平気でこういうこと言うから
外に飲みに行った時が本当に心配になる


また向き合って座ってきて頬を掴まれた






『 ダメなの？ 』






目を潤ませて可愛い顔をしながらねだってくるから
断れずそっと唇にキスを落とす

こんなのメンバーに見られたら大変






『 ふふ、私がプレゼント貰っちゃったみたい 』






さらっと可愛いこと言うから本当にやめて欲しい

別に付き合ってるわけじゃないけど
俺の傍から離したくなくなんじゃん




『 お酒飲むとえちえちな気分になっちゃう 』


「 さっきからなにいってんの 」


『 えー、樹はなんないの？ 』






今すぐAのこと抱きたいなんて思ってしまう自分がいて

何も言えないのが悔しい

でも俺たちはメンバーだから

そんな葛藤をし続けている







「 ほら、もう飲み終わったから寝るよ 」

『 はーい 』





片付けてベッドに移動すると俺の横にするっと入ってきて胸元に顔を擦り寄せてくるから本当に猫みたい






「 おやすみ 」

『 おやすみ 』





そう言って抱きしめ合いながら寝て何事もなく朝を迎えるんだろうって思ってたけどそうはいかなかったみたいでこの後はご想像にお任せします








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「 昨日なんか甘ったるい声聞こえてきた気がすんねんけど 」
「壱馬さん夢でも見たんじゃないですか 」
「 そうなんかなぁ 」
「 まぁ思い当たる節はありますけど 」
「 え？ 」
「 いや、大丈夫です 」



( 壱馬 / 慎 )








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