#21 Hiroomi side ページ23
.
広臣『だいぶ落ち着いたみたいだけど
教室帰る?』
壱馬『...はい』
広臣『笑笑
ついてってやるからそう不安がるな笑』
家族が代々教師をしていて俺もその流れで
教員免許をとっていた
はっきり言って教員は面倒くさかったし
でもそこまで頭も悪くなかったから
保健師になって非常勤で働いた
その時に出会ったのが壱馬だった
毎日毎日傷だらけ明らかに...って思ったけど
壱馬は弱音を吐かなかった
助けも求めなかった
いや、求め方を知らなかったのかもしれない
壱馬『...臣先生?』
広臣『ん?あぁ...』
こいつがこの学校の絶対的王者だと聞いた時
最初は嘘かと思ったけど
広臣『なんでもねぇよ笑』
少しだけ納得した...でもそれ以上に
壱馬『？？？』
中身はあの時と変わらない頑固で強がりで
でも意外と弱虫な壱馬に安心した笑
ｶﾞﾗｯ
北吾『壱馬！！』
教室に入った瞬間静まる空気
でもそれを破るかのように2人が立ち上がって
壱馬の元に近づいた
この2人...そう言えばさっきも側にいたよな
北人『壱馬すごい心配したんだよ！！』
壱馬『ごめんって笑』
翔吾『ほんま安心したわ...
北人と戻ってくんのずっと待っとってんから』
啓司さんから預かった生徒一覧を開くと
出席番号のところに赤丸がついていた
啓司"絶対的王者の子の番号に
赤丸つけといたよ
皆良い子だから可愛がってあげて笑"
広臣(岩谷翔吾と吉野北人...
亜嵐達の後の代の後輩ってことは
間接的な俺らの後輩ってわけか)
翔吾『ほんま北人やばかってんからな！！
持ってたシャーペン握りつぶしそうなくらい
イライラしててんから！！』
北人『翔吾うるさい』
壱馬『笑笑笑』
健二郎"あぁ！隆二それ俺のや！"
隆二"え、ごめん〜もう食べちゃった笑"
広臣"隆二やべぇ...腹痛ぇw"
教師なんて心底面倒だと思ってたけど...
.
.
広臣『面白くなりそうだな笑』
心の奥のどこかではこの学校生活を
期待している自分がいた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
misakiiii0422(プロフ) - 続き楽しみに待っています。これからも頑張ってください。 (2019年3月21日 13時) (
レス) id: b94b2029f8 (このIDを非表示/違反報告)
怜愛(プロフ) - 帰ってくるの待ってました！応援してます！ (2019年3月13日 21時) (レス) id: e361b3196c (このIDを非表示/違反報告)
いるみ84(プロフ) - 続きみたいです！更新待ってます。 (2019年3月11日 19時) (レス) id: 22469cba5a (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 壱馬、どうなっちゃうんですか？というか、まこっちゃんは？更新待ってます (2018年9月14日 21時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 続き見たいです！ (2017年11月20日 0時) (レス) id: 3e5601ce73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ch.08
| 作成日時：2017年5月8日 7時
