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朝起きると真っ白な服に身を包んだ
健太さんが寝ていて
綺麗に畳まれた制服が並べられていた
健太さんはこれを毎朝見てやるせない気持ちで
毎朝を送ってたのかな...
形は違っても...
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健さんも私も同じ"1人"だったのかもしれない
健太『んん...A?』
『健さん、おはようございます』
健太『おはよう^^』
朝ご飯を済ませて準備をすると
玄関には大きな車が1台並んでいた
『あれ、健さんのじゃないですよね?』
健太『あぁ多分だけど...』
車から降りてきたのは瑠唯さんの姿
健太『やっぱり瑠唯だ
どうかしたの?こっち逆方面だよね?』
瑠唯『うん ちょっと人と会う予定があってね
健太の執事さんに連絡して送りはいらないって
伝えたんだ、迎えだけお願いって
この道通り道だし良いかなって』
健太『あぁそういうこと
じゃあ御言葉に甘えてお邪魔しようかな』
瑠唯『どうぞどうぞ
まぁ俺の車じゃないけど笑』
車に乗ると普段瑠唯さんから香る香水の香りが
充満していた
瑠執『行き先は高校で大丈夫ですか?』
瑠唯『うんお願い』
瑠執『かしこまりました』
健さんの運転手さんも運転が下手なわけでは
ないけど
瑠唯さんの執事さんの運転は他の人とは
比じゃなかった
本当にここは車の中なのか、
そう思わせるくらい
健太『瑠唯の親は特にそういうのに
こだわるからなぁ〜』
瑠唯『俺は特に何でもいいんだけど^^;』
瑠執『瑠唯様 それを私の前で言いますか?』
瑠唯『あ、ごめんごめん笑』
揺られること数分であっという間に
学校に到着した
瑠唯『じゃあ今日頼んだことよろしくね
できれば今日中にくれると嬉しいな』
瑠執『かしこまりました』
そう言って去っていった執事さん
頼んだことってなんだろう...
健太『瑠唯何頼んだの?』
瑠唯『ん?あぁ例の転校生の情報を集める様に
って伝えたんだよ
どうせ潰すなら全て公にしてからの方が
面白いでしょ^^』
健太『...俺久しぶりに瑠唯の笑顔が怖いって
感じた』
『私もです...汗』
瑠唯『やだなぁ〜人聞きの悪い笑
それにこれはLIKIYAさんにれっきとした
頼まれごとだからね?』
"まぁ俺も少しは楽しんでるけど笑"
そう言って笑った瑠唯さんの笑みが
少し黒かったことに私はあえて気づかない
ふりをしていつもの屋上に向かった
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misakiiii0422(プロフ) - 続き楽しみに待っています。これからも頑張ってください。 (2019年3月21日 13時) (レス) id: b94b2029f8 (このIDを非表示/違反報告)
怜愛(プロフ) - 帰ってくるの待ってました!応援してます! (2019年3月13日 21時) (レス) id: e361b3196c (このIDを非表示/違反報告)
いるみ84(プロフ) - 続きみたいです!更新待ってます。 (2019年3月11日 19時) (レス) id: 22469cba5a (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 壱馬、どうなっちゃうんですか?というか、まこっちゃんは?更新待ってます (2018年9月14日 21時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 続き見たいです! (2017年11月20日 0時) (レス) id: 3e5601ce73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ch.08 | 作成日時:2017年5月8日 7時