#11 Kazuma side ページ13
壱馬side
壱馬『A待てって！
どこ行く気やねん！』
『......っ』
何も言わずに廊下を突き進み続けるA
追いついてAの腕をつかむと観念したのか
進むのはやめた
壱馬『なぁA
なんでこっち向いてくれへんの?』
『.....』
かたくなに俺の方を向こうとせえへんA
でも微かにやけどAは震えとった
壱馬『....わかった
もう何も言わんし聞かんから...せめて』
Aの腕を痛くならないぐらいの強さで
ひいて無理矢理俺の方を向かせる
するとAの目に大量の涙があって
見られないようにするためか...
『壱馬っ.....』
俺の胸に顔をうめた
そしてまた小さく震えはじめた
『私...最低だよ.......』
壱馬『え?』
『いくらっ...ムカついた相手だからって....
ｸﾞｽｯ...相手のこと...殴っちゃった.....
これじゃあ...あいつと...何も変わらない....』
壱馬『A...』
ずっと泣いているAの背中をさすり続ける
それしか...今の俺にできることがわからんから
？『A』
『.....っ
.
.
健さん....』
振り向いた先には健太さんがいて
俺らのそばに近寄ると腰をかがめて
Aと目線を合わせた
健太『いっちゃん達から話は聞いた
...今日はもう帰ろう?
LIKIYAさん達もそうしろって言ってる
Aには少し落ち着く時間が必要だよ』
そう言って俺の方へと目線を向ける健太さん
俺がAの身体を話すと腕をひいて
Aを抱えた
『健太さん...この格好は....//』
健太『いや〜だって人を抱えるのなら
お姫様抱っこが1番でしょw』
まだ本調子ではないものの気づけばAは
泣きやんどった
俺に出来ひんかったことを簡単にしてしまった
健太さんに対して
めちゃくちゃ嫉妬したし...それ以上に
何も出来ひん弱い自分を恨んだ
健太『...気にしなくていいよ
俺は誰よりもAの側にいる時間が長い
だから...
.
.
"俺よりも出来ないことが多くても"
仕方がないんだよ』
壱馬『.....ｯ!!』
健太『じゃあ他の皆によろしくね?』
そう言って俺の元からさっていく健太さん
俺は何も出来ずにただその後ろ姿を
見守ることしか出来ひんかった
#12 Kenta side→←#10 Itsuki side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
misakiiii0422(プロフ) - 続き楽しみに待っています。これからも頑張ってください。 (2019年3月21日 13時) (
レス) id: b94b2029f8 (このIDを非表示/違反報告)
怜愛(プロフ) - 帰ってくるの待ってました！応援してます！ (2019年3月13日 21時) (レス) id: e361b3196c (このIDを非表示/違反報告)
いるみ84(プロフ) - 続きみたいです！更新待ってます。 (2019年3月11日 19時) (レス) id: 22469cba5a (このIDを非表示/違反報告)
小田島陸 - 壱馬、どうなっちゃうんですか？というか、まこっちゃんは？更新待ってます (2018年9月14日 21時) (レス) id: 5915d49ecb (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - 続き見たいです！ (2017年11月20日 0時) (レス) id: 3e5601ce73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ch.08
| 作成日時：2017年5月8日 7時
