coming-out (ページ26)

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Fukada side

しばらくしてうっちーくんの彼女が一部始終全て話せるようになった時、全てを聞いた。

突然道端で連れ去られたこと。

目を開けると、そこはコンテナで。

いつも仲良くしている7人がいた。

共通点は全員の彼氏がクリエGのメンバーであると言うこと。

2人の仮面を被った男が気持ち悪い笑い方をしながら突然ナイフを振りかざしてきた。

2人、後ろで立っていたと。つまり4人だ、

みんな逃げ惑い奥に追いやられる中、

湧くんの彼女は正義感の強い人だったから、みんなを守ろうとしたんだ。

たくさん傷つけられても最後までみんなの前に立っていたそうだ。

『みんな逃げて！！！

私以外の人に手を出さないで。』

そう叫んだと言う。

最後に後ろを向いて優しく笑ったそうだ

『はやく、、逃げて、、』と。

それで逃げようとした時みんないろんな場所を傷つけられた。

みんなを逃がそうと檜山くんの彼女と湧くんの彼女は守り続けた。

だから傷が多かった。

もうみんな思うように動けなくなりまた奥に追いやられた。

前でうっちーくんの彼女が足をかなり傷つけられて動けなくなっていたので

湧くんの彼女が覆い被さり守っていたそうだ。

みんな出血多量で意識が遠のいていく中で

檜山くんの彼女は意識が遠のきながらも近づいてくる犯人からみんなを守ろうと動いて殺されてしまったという。

湧の彼女は最後の最後までみんなを守ろうとした。

檜山くんの彼女が傷つけられている時、足を引っ張り犯人を止めようとした。

そこで1番犯人の怒りを買ってしまったそうだ。

病院で診断を受けた結果、湧くんの彼女と、檜山くん彼女以外、傷は少なかった。

俺の彼女は刺し傷も2人に比べて圧倒的に少なかった。

湧くんの彼女は、自分の命を投げ打ってでも、みんなの命を守ろうとした。

だから誰よりも傷が多かった。痛くて、痛くてしょうがないのに、頑張って立ち上がったんだろう。

俺らが見つけた時には、うっちーくんの彼女に覆い被さって倒れていたから

最後まで生きようと、みんなを守ろうとしたんだ。

1番仲の良かったうっちーくんの彼女を守り抜いたんだ。

俺の彼女は檜山くんの彼女としっかりと手を繋いで、後ろに青木くんの彼女、豊田くんの彼女、平塚くんの彼女、あじの彼女。

うっちーくんの彼女から聞いた話はあまりにも壮絶なもので、頭を抱えたくなるようなものだった。
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