仲間の存在 ページ49
もう、腕が上がらなくなってきた。
当たり前だ。今私は鷹岡に連続的に個性をかけている。
筋肉を一時的に固め、動けなくしている。
でもこの個性は私がかけたいと願ってかけているわけじゃない。
本能が勝手にそうさせているだけであって、
私には止め方がよく分からない。
消太くんに1度試してもらったけど、消太くんでも止められなかった。
恐らく、別の何かが邪魔している、との事で。
その｢別の何か｣には思いつく節があった。
でも私の中で完璧な答えが出ている訳ではなく、
《あの時》《あの人たち》の手によるものだと感じたのは直感や、
なんとなくのものである。
もうこうなったら、私自身では止められない。
もう、殺せんせーはいないから……。
あの人を待ってる時間は私にあるのか。
それまで鷹岡の命が持つのか。
怪しいものばかりだが、それでも信じられる人だから。
だから、早く。
｢助けて……、！｣
その時、パリンと大きく響いたのはガラス張りの天井が複数破られたからであった。
赤羽｢A！！！！｣
……あぁ、やっぱり君は、私のヒーロー。
優真サイド
優真｢カルマ！急げ！Aが極限になっちまってる！｣
赤羽｢りょーかい！｣
流石に平日から全員集まるのはキツかったが、
凜香やカルマ、磯貝や前原がいる。大丈夫だ。
凜香がBB弾で3流ヴィランどもを制圧していく。
カルマは地面についてすぐ、Aの元にかける。
こうなればもう、俺のやることは決まってる。
個性の最大活用である。
優真｢凜香、後は頼むぞ。｣
速水｢了解。｣
個性《情報提示》でこのUSJ内にいるヴィランの場所を特定し、
律を介してメンバーに伝えていく。
どうやらヒーローたちも到着した様子だし、
この場は一応、丸く収まるはず。
問題があるとすれば、相澤センセとA。
……戻ってこい、A！！
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mimi(プロフ) - 菊理さん» ありがとうございます！亀更新ですが、応援してやってください！！ (2020年6月17日 0時) (
レス) id: 2c599fbfeb (このIDを非表示/違反報告)
菊理 - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援してます!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: c405051fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2020年5月14日 21時
