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───ふ、と、意識が戻ったとき、最初に目に飛び込んできたのは白い天井、クリーム色のカーテン、それから、苦々しく歪んだジョンハンの顔。
「……ジョンハン、」
「…A？…A！あぁ、よかった…。頭は？痛い？」
「…頭？あぁ…」
彼に言われて額をさすると、なにやら包帯が巻かれて大仰なことになっている。
ピリッと鋭い痛みと、じんわり響くような痛みが重なって、そう言えば体育の時間にボールが頭に飛んできたんだっけ、と今更のように事態を理解した。
「ちょっと…まだ痛いかも」
「軽く血もでてたし、結構腫れてるって先生が言ってた。今ちょっと職員室の方行ってるけど…」
女の子の顔なのに。そう、顔をしかめさせるジョンハンは、当人の私より苦しげだ。
「…別にこれくらい大丈夫だよ。ほら、おでこちょっとだけだし、それに、私をここまで運んでくれたのジョンハンでしょ？私、あんなふうに誰かに守られたの初めてだから、ちょっとドキドキしちゃったや、」
重々しい空気を変えようと、なるたけ明るく笑って言った。だって悪いのはジョンハンじゃないのに。むしろ彼は助けてくれたんだから、そんな顔ばかりしないでほしかった。
「…そう、まぁ、腕折れそうだったけど「うるさいうるさい」…冗談だよ」
憎まれ口が戻って、ジョンハンがようやくふわりと笑う。私はそれにホッとして、上半身を起こすと、改めて小さくお辞儀をした。
「ジョンハンが授業のとき、一緒でよかった。助けてくれてありがとう」
「ん、いいよ、どういたしまして」
同じくぺこりとお辞儀を返す彼は、いつもみたいにお礼だなんだなんて言ってこなくて、まだどこか元気がないような気がした。彼のまつ毛と重なる前髪が目元に影を落として、うまくジョンハンの顔を覗けない。
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
