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「もうすぐチャイム鳴るけど、戻んなくていいの？」
「あ、うそ、行かなきゃ」
ジョンハン先輩がこちらに見せた携帯画面には、お昼休み終了5分前の時刻が映っていた。
私が慌てて立ち上がると、彼に手を引き止められる。
「ねぇ、名前は？」
「…Aです。先輩は？」
「知りたい？」
「時間ないんでいいです」
「わー！ちょっとちょっと！つまんないなぁ」
面倒くさくなってさっさと歩き出した私に、先輩は慌てたように後ろを追いかけてきた。扉を開けようとすると、後ろから伸びてきた白い手が、先に開いてくれる。
「ジョンハン、ユンジョンハンだよ」
階段を下りる私にひらひら手を振る彼は、自分の授業は大丈夫なのだろうか。そう不思議に思いながら、私は小走りに自分の教室へ戻る。
ユンジョンハン。やはり彼が、学年一イケメンと、ミステリアスで天使のように美しく掴めない人だと、噂が絶えないあの先輩。
私は、そんな噂と裏腹に子どもっぽく、綺麗な顔がくしゃりと無邪気に笑うのを思い出す。
微かな胸のざわめきをかき消すように、賑わう教室へ飛び込んだ。
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
