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ざわざわと、なんだか浮き足立ったような、いつもより賑やかな空気が辺りに漂っている。
広い体育館の真ん中に、ふたつに区切るネットのカーテンが引かれて、その向こう側には確かにジョンハン達がいた。
先程聞いて分かっていたことではありながらも、なんだかおかしくてついつい笑ってしまう。
「あ、ヒョンたちもバスケなんだね」
「ね、私あんまり得意じゃないんだよね〜…ミンギュくんは？」
そう、隣にいるミンギュくんを振り返る。彼は既にゴールに向かってボールを構えるポーズまでとっていて、やる気十分に顔を輝かせていた。
「…得意そうだね」
私が思わず苦笑いを浮かべると、ミンギュくんは少し照れくさそうに笑ってボールをくるくる回していた。
「じゃあ男子と女子で別れてー、それぞれゴール使ってシュートの練習から〜」
最初のバスケ部員によるお手本タイムが終わると、先生の指示で男女に分けさせられる。
何かあったら聞ける程度の女の子の友達はできたが、それでもまだクラスに親しい女の子がいない私にとっては、この男女分けの授業が一番気まずい。とはいえ、今日のはまだペアになってとか言われていない分マシかもしれない。
私はチラチラとネット越しに彼の姿を探しながら、シュートの順番を待つ。
「あ、」
パチリ、と瞬きしたその合間に、ジョンハンの視線が私と重なる。
ジョンハンは何やらジョシュア先輩と肩を組んで、他のクラスメートの試合を笑いながら観戦していた。
彼はジョシュア先輩と話しながらもチラチラ私の方を見てきて、思わずぼんやりその視線を追っていたら、「前、前」と指をさすようなジェスチャーをしてくる。
ハッとして前を見ると並んでいた子がいなくなっていて、私は慌ててゴールに近づいた。
無事シュートを外してまたジョンハンの方を見れば、彼はケラケラ楽しそうに笑っていた。
顔をしかめて怒ったジェスチャーを返せば、こわいこわいと言うようにジョンハンは両手をあげる。
そのとき、なんだかふと視線を感じて、顔を上げ辺りを見回した。
いつの間に集まっていたのだろうか。体育館の入口や2階の観覧席には、他のクラスの女の子たちが集まっている。ネクタイの色はバラバラで、1年生もいれば3年生もいるみたいだった。
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。(プロフ) - クマ！さん» そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです…！！続きも楽しんで頂けるよう頑張ります！ありがとうございます🥰 (2022年9月29日 3時) (
レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
クマ！(プロフ) - このお話凄く好きです(๑˃̵ᴗ˂̵) 更新楽しみにしてます😆！ (2022年9月28日 23時) (レス) @page28 id: d3bc43a704 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 凌さん» すみません、確認不足でした💦 ご指摘ありがとうございます！助かりました！！ (2022年8月15日 10時) (レス) id: 54815ccb82 (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - お-リ-ふ-ラ外しましょう (2022年8月15日 8時) (レス) id: 10600dccf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年8月14日 2時
