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壱馬side
「壱馬、みんなでステージ、立たない？」
そう言われた時は、本当に報われたと思った。
こんなつまらないのに辛い日々、耐えられなかった。
それなら死んだ方がマシだなんて、何度思ったのか分からない。
どうせ人より早く死んでしまう。こんなに副作用の強い薬で治療して、長く生きられるなんて思えない。
なら、短くなってもいいから、楽に、逝きたい。
俺にとっての楽、幸せ、それは、ステージに立つことだった。
踊りたい。歌いたい。16人と、ファンの皆様だけの互いが幸せな空間を、もう一度作りたい。
それが、叶うんだ。
きっと先生がメンバーに言ってくれて、メンバーも、上に掛け合ってくれたんだろう。そんなことは安易に想像できた。
陣「壱馬、壱馬に提案なんやけど、」
陣さんはそう言って、たくさんの書類を出した。
陣「壱馬、HIROさんに、ライブする許可は貰えた。でも、もうちょっと、あと1ヶ月だけ、壱馬には頑張ってもらいたい。その間、しんどくない時でいい、俺らもサポートするから、立ち位置と構成、決めてくれへんかな。」
「俺が決めていいんですか？」
陣「壱馬じゃないとあかん、そうなんやろ？まこっちゃん」
陣さんは、薄く笑みをこぼして、慎の方を向いた。
慎「…はいっ、壱馬さんが決めた構成で、壱馬さんが決めた立ち位置で、踊りたいんですっ壱馬さんの身体がしんどいことも、無理言ってることも分かってます。それでも、壱馬さんが決めたことで踊りたいんです。無理言ってすいませんっ…」
少し照れくさそうな、でもどこか申し訳なさそうな顔で、慎が言った。
「ありがとう。嬉しいわ。絶対今までにないいいライブ作るから。託してくれてありがとう。」
慎にそう笑いかけると、泣き始めてしまった。
「泣くなよ〜笑」
冗談っぽくそう言って頭を撫でてやる。可愛い弟め。
翔平「またかずまこがイチャついてますねぇー」
翔平の一言で、いじられる羽目に。笑
この何気ない、普段の会話がすごく好きだ。
この時間が、ずっと続けばいいのに、そんな気持ちに蓋をして、背を向ける。
絶対いいライブ作ってやる。
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AiRI(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2021年3月22日 18時) (
レス) id: affa3a9ed3 (このIDを非表示/違反報告)
kk(プロフ) - 更新頑張ってください！応援しています！ (2021年3月10日 23時) (レス) id: b13bef8956 (このIDを非表示/違反報告)
ユオ - 続き楽しみしてます待ってます (2020年11月28日 15時) (レス) id: 1c96882bec (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - Kk さん» こちらのアカウントから失礼いたします。ありがとうございます！なるべく早く戻れるように頑張りますので気長にお待ちいただけたらと思います(>_<) (2020年6月13日 2時) (レス) id: 881646b88b (このIDを非表示/違反報告)
Kk - 無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！更新楽しみにしています！ (2020年6月12日 23時) (レス) id: b13bef8956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2020年4月26日 0時
