とりっぷ43 ページ8
『(喧嘩できるほど仲良いって羨ましい…)』
黒羽くんも、コナン君も、お互いにどこか気を許しているところがあるから、ああして楽しそうに喧嘩ができるのだろう。
そういう関係って少し羨ましい…なんておもうわたしに、呆れて少し苦笑した。
＊
カランカラン…
『こんにちは！あむ…』
いつも通りに笑顔でポアロに入ると、安室さんと梓さんの姿が。
安室さんは梓さんの頭に手を乗せて、顔があと数センチというところで顔を見合わせていた。
…やっぱりトリップしてきたやつに、勝ち目はないよね。
私の姿に目を見開く2人に、何も声を掛けないまま、後ろを向いて走った。
＊
『赤井さあああああ…』
ただ今私は赤井さん(新一くん)の家で慰めてもらってます。
赤井「安室くんに限ってそんなことするか…？」
『バーボンでもあるあの人がハニトラ不得意とかありえない』
赤井「………」
赤井さんの腹にぐりぐりと頭を埋める。
柔軟剤の香りが鼻をくすぐった。
赤井「…今日は一段と甘えん坊だな」
さらさらと髪の毛を触る赤井さんの手と、時々かかる吐息にくすぐったくなってもぞもぞと動く。
『だって…なんかね、甘えたくなっちゃった…？』
理由にもなってない。なんだこれは。
赤井「…ｯ」
ふー…と額をおさえる赤井さん。
どこか火照っているように見える色気のある顔に、不覚にもドキッとしてしまった。
…あれ、私安室さんが大好きなのに…
いきなり押し寄せる罪悪感に、どうしようもなく気持ち悪くなる。
こんなの、こんなの、まるでー…
逃げただけじゃないか。
どうやら私には片想いが出来ないらしい。
＊
コナン「昴さーん？いるー？」
赤井「坊やじゃないか。今は赤井がいるぞ」
コナン「下手くそなウインクしないで赤井さん」
コナン「…あれ？Aお姉さんいるの？」
赤井「ああ。すやすや寝てるぞ」
コナン「まさか手出してないよね？」
赤井「ふっ…なんとかブレーキかけたから平気だ。」
コナン「いやフッじゃないからね赤井さん」
＊
『んうううっ…』
ぼやーとする視界が開けると、フカフカのソファに寝っ転がっていた。
…赤井さんが寝かしてくれたのか！
よいしょ、と体を起こしてなにやらいい匂いのするキッチンの方へ向かった。
＊
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みんと(プロフ) - タナトフィリアさん» ありがとございます！！返信遅くなってしまって申し訳ないです笑夢主ちゃんのパリピさはきっと誰からも人気ですね笑笑(個人的な意見笑) (2018年8月8日 9時) (
レス) id: e91668a119 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - とても面白かったです！夢主ちゃんの性格が好きですw更新楽しみに待ってます！応援してます！ (2018年7月3日 3時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安室透・みんとちょこの狐 | 作成日時：2018年5月3日 18時
