異常な平均点 ページ3
ユウside
教室がざわざわと騒がしい
なんて言ったって今日はテスト返しの日だからだ
どこか自信気なエースやデュース、そしてグリム達を見て
僕もまた、赤点は回避かな…なんて呑気なことを考えていた
テストの順位が張り出された、その瞬間までは
｢いててててｯｯ！なんだこれ！！｣
｢くそっ！！絶対服従ってこういう事だったのか！！｣
『は？何それ…イソギンチャク…？なんでそんな…』
｢ふなぁｯｯ、頭が引っ張られて痛いんだゾ〜ｯｯ｣
エース達、そして他の生徒の多くの頭にイソギンチャクが生え
その全員がまるでイソギンチャクに引っ張られるかのようにどこかへ行ってしまったのだ
僕の横には、僕同様に呆然としたジャックがたっており
僕達はただ唖然と引きずられていく生徒を見ているしかなかった
『あ〜…やっぱこうなったか…』
｢…Aさん？！なんでここに…｣
突如僕の後ろから落ち着いた声が聞こえ、振り返ればそこには
カフェオレを飲みながらどこか楽しげに笑みを浮かべるAさんが立っていた
｢アンタは…保健医の…｣
『おぉ〜、君は契約に頼んなかったみたいだな、ジャックは偉いな〜』
｢ちょっ…！ガキ扱いしないでくれ！！！｣
ジャックの事をまるで子供を褒めるかのように撫でたあと
Aさんは溜息をつきながら僕達に向けて口を開いた
『まぁなんだ。端的に説明すれば…頭にイソギンチャクが生えたあいつらは、契約違反をした奴らってことだ、俺からの言葉じゃ不適切だ。直接見に行った方が早いだろう』
ついてこい、そう言って歩いてゆくAさんの足取りは
まるでこの先に面白いものがあるとでも言いたげな軽やかなもので
僕はただただ困惑した
Aさんの背を追いかけたその先は、イソギンチャクが生えた生徒が充満した鏡舎であり
生徒たちは揃ってオクタヴィネル寮に繋がる鏡へと足を運んでいた
また、それぞれが口々にテストの順位や、｢あんなのインチキだ！｣と叫んでいる
｢ジャック…これ…｣
｢あぁ、どう見てもオクタヴィネルの仕業としか考えようがねぇ……あの保健医もなんか知ってる見てぇだし…着いていくしかねぇ。｣
意を決して鏡へと足を踏み入れれば、眩い光が僕らを包み込んだ
ゆっくりと目を開いたその先には…
｢水の中に寮がある！｣
｢マジかよ！すげぇな、ナイトレイブンカレッジって！｣
ジャックはキラキラと目を輝かせた後ハッとしたように咳払いをしていた
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マジモンの名無し(プロフ) - 終わり、、、マジか、、紅丸様。 (1月7日 3時) (
レス) @page14 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 17時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ひよりたん(プロフ) - 続きを恵んで下さいませぇぇぇぇぇぇぇぇm(_ _)m (2021年8月12日 19時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 続きが気になります。 (2020年11月27日 15時) (レス) id: a8c24b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅丸 | 作成日時：2020年10月19日 14時
