吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話3

なめこの噛様さんリクエスト、柊くん達の現パロ ページ40

※勝手にハピエンみたいにしています、脳夏油いません、教師やってます


｢柊く〜ん、ヘアピンの予備ある？手持ちのが壊れてさ〜｣


ガラリと教室の扉が開かれて桃ちゃんが顔を出す

窓辺の席でただぼんやりと過ごしていたボクはその来訪に立ち上がり

ポケットからヘアピンを取りだした


『はい、これあげる。もしかして次家庭科？』

｢ありがと、そうそう調理実習、後れ毛が落ちてくるから止めてるんだよ、というか吉野くんは？｣

『順平なら国語の課題出しに行ったはずだけど…歌姫先生はいないの？』


古文や漢文といった国語部門を教える歌姫先生に課題を提出しに行ったため

歌姫先生の担当する2組に在籍している桃ちゃんならば見ていると思ったのだが

どうやら見ていないようだ


｢真衣ちゃんと三輪ちゃんにも聞いてみようか？あと多分東堂くんなら喜んで探すの手伝ってくれると思うけど｣

『い、いや…あの恋する筋肉ダルm(((…東堂くんはちょっと…』

｢わかった、じゃあ私授業の準備してくるよ。また今度買い物付き合ってよ〜｣


ひらりと手を振り、制服であるスカートの裾を揺らしてクラスへと戻る桃ちゃんの背を見送り

順平のことを探しに行こうかと廊下へと出る

歩みを進めていたその時、ふと廊下を見覚えのある先生が通る


『夏油先生、こんにちは』

｢ん？あぁAか、こんにちは。なにか私に用事があったかな？｣


きっちりとした身なりに、社会の教科書を片手に持つ様はまさに出来る男って感じだ

是非うちのクラス担任である五条先生にも見習って欲しいものである

ちなみに五条先生は数学と理科を担当している


『今順平を探してまして、そっちのクラスの真人って今どこにいるか知ってます？』

｢確かに真人は順平によく絡むからね、でも確か真人は今理科室にいるはずだよ、昨日の理科の実験中に宿儺と真人が教科書を燃やして悟に補習を受けているところだ｣

『今日宿儺がボクに教科書を借りに来たのはそういう事か…悠仁も補習中なんですよね…』


兄弟2人して補習とはある意味仲がいいな、なんて思いながら

ボクがこめかみを押えてそうぼやけば、夏油さんは少し微笑んで

｢順平を見かけたら伝えるよ｣と行ってから廊下を歩いていく


『さてさて……いよいよ情報が無くなったな…職員室行ってみるか…』

｢A？あんた何してんのよ｣


ふと声をかけられ振り返れば、そこにはクラスメイトである野薔薇ちゃんが立っていた

なめこの噛様さんリクエスト、柊くん達の現パロ→←重大なお知らせ、マジで読んで欲しい※ネタバレあるかも

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