推しの幸せを捧ぐオタクさんリクエスト、順平くん&柊くんがラッキースケベに遭う話 ページ33
『結局、なんの術式かは分からないんですね?』
「僕の六眼でも分からないんだからそもそもそういう縛りが課せられた術式なんだろうね、原因の呪霊は祓ったんでしょ?なら大丈夫っしょ」
「ほ、本当ですかね…」
つい数時間前、ボクらはひとつの任務をこなしてきた
内容は廃れた神社に住み着いたという凡そ3級の物が三体
2級の呪霊が一体という現場の呪霊を祓うものだった
が、しかし…
※
※
『1級?!ちょっと聞いてないんだけど…順平は退避して!ボクが…』
「A……ッ、その呪霊…なんか様子が…」
『えっ、うわっ?!なにこれ…ガス?!』
※
※
ということがあり、恐らく呪霊の攻撃であろうガスを見事にくらってしまい、今に至る
「家入先生も問題ないって言ってたし…やっぱり大丈夫なのかな……」
『まぁ、考えても仕方ないし…気分転換にお菓子作りでもしない?』
「えっ、いいの?前から気になってたから嬉しいな」
表情が明るくなる順平に安堵して、ボクらはキッチンへと向かい
アイシングクッキーでも作ろうかという話になった
しかし…事件は唐突に起こったのだ
「うわッ?!」
『順平ッ?!大丈夫?!』
アイシングの入ったボウルを手から滑らせ
ボウルは綺麗に弧を描くように順平へと落下したのである
直ぐに安否確認のためそちらを見るが、そこにあったのはなんともまぁ
目をそらさねばならないような状況が拡がっているではないか
「ご、ごめんA…!すぐ片付けるから…」
『い、いや…大丈夫、あの……それよりも服…』
「あっ…本当だ、髪にまでついちゃってる…」
砂糖が原料のアイシングは、作る工程で白く濁ったような半透明の液体へと変化する
固まるとシャリッとした砂糖独自のあの食感と甘さがアクセントになり
食紅を入れることでカラフルにもなる
順平が被ったのはその食紅を入れる前の状態のものだ
手についたアイシングをペロリと舐めるその姿も、かかったものの色合いも
なんとも言えない、言ってはいけない衝動に駆られるような
そんな光景である
『順平……お風呂はいってこよっか』
「え…でも……」
『順平が役に立たないとかそういうんじゃないよ???それは全然違うんだけど、その…流石にその格好は……なんか…くる……』
ボクの遠回しな言い方でも、同じ男である順平はすぐに気がついたのか
顔を真っ赤にしてキッチンから飛び出した
『……まさか…これが呪霊の呪い……だったり…ね』
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るぅ - シリーズの初めから見させていただいています。本当に面白いです!私はオリジナルを挟みつつみんなを守る(渋谷事変とか)ようなストーリーが見たいです。もちろん順平は守りつつ! (2021年4月2日 21時) (レス) id: 652744ebae (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - 小日向。さん» 柊くんの怪我ネタネタですね!ちょうど下書きに似たようなものがあったので出させていただきます! (2021年4月2日 15時) (レス) id: a89c7750fe (このIDを非表示/違反報告)
推しの幸せを捧ぐオタク - またリクエスト良いでしょうか?呪霊の呪いによって順平君の一人称が名前になってしまったら…(「僕」=「順平(ひらがなでも良し!)」)と言うのを見てみたいんです。きっと可愛いだけじゃ済まさない位可愛くなるんだろうと思うんです…! (2021年4月1日 16時) (レス) id: b126daf9ba (このIDを非表示/違反報告)
せう(プロフ) - モチベ〜〜〜上がってくださいーーー!!!(( (2021年3月31日 23時) (レス) id: 71865eb671 (このIDを非表示/違反報告)
るるむ - 全然関係ないですが個人的には順平だけを守るために高専に入った夢主くんだったけど気づけばみんなのことも大事になってたみたいな更なる成長がみてみたいです! (2021年3月26日 13時) (レス) id: ddfa373cf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年3月9日 7時